パーム油調達のあり方を考えるシンポ開催 持続可能なパーム油会議&WWF2017年10月25日
国内企業やNGOなど15団体で構成する「持続可能なパーム油会議 実行委員会」(JaSPOC実行員会)は11月6日に、シンポジウム「持続可能なパーム油会議」を東京・渋谷の国連大学ウ・タント国際会議場で開催する。
WWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)は、森林保全活動の一環として持続可能なパーム油の調達を推進しており、この実行員会の委員として参画している。
アブラヤシの果実から得られる油脂・パーム油は、世界でもっとも生産量の多い植物油の1つで、年間約6000万㌧生産されている。日本でも菜種油(消費量の約4割)に次ぎ年間約70万t(同2割)が消費され、食品、日用品、化粧品、バイオ燃料などに利用されている。
一方で、主要生産国であるインドネシアとマレーシアでは、アブラヤシ農園開発に伴う森林破壊や人権・労働問題が多数報告され、消費国である日本などの企業の責任ある調達が求められている。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の「環境面・社会面に配慮した持続可能な原材料の調達」は当然との認識は世界的な潮流となり、オランダを中心にEUでは、パーム油調達に関する2020年目標が発表され、具体的な動きが始まっている。
このシンポジウムでは、こうした最新の海外の動向や企業事例、今年から新たに持続可能なパーム油の取組みを始める国内小売業の動向などが紹介される。
【概要】
○日時:11月6日10:00-17:00
○場所:国連大学ウ・タント国際会議場(渋谷区神宮前5-53-70)
○内容:
☆基調講演「ビジネスとSDGs」のつながり:
沖 大幹 国連大学上級副学長/東京大学生産技術研究所教授
☆パネルディスカッション1「つくる責任・つかう責任」
ファシリテーター:
蟹江憲史 慶應義塾大学大学院教授/国連大学サステナビリティ高等研究所シニア・リサーチフェロー
スピーカー:富士ゼロックス(株)、日経BP社、KPMGあずさサステナビリティ(株)
☆「サプライチェーン上の人権課題を見る」:
土井陽子 アムネスティ・インターナショナル日本ファンドレイジング部門
☆EUにおけるパーム油調達戦略:
Mr. Paul Zwetsloot Minister-counselor for Ministry of Economic Affairs of the Netherlands
☆投資家から見た持続可能な調達:
森澤充世 CDPジャパンディレクター
Mr. Mark Mills Sustainable Palm Oil Investor Group議長
☆日本におけるパーム油の持続可能な調達:
JaSPOC実行委員会
☆パネルディスカッション2「2020年を目指したパーム油調達」
ファシリテーター:武藤直人 三井物産油脂事業室長
スピーカー:不二製油グループ本社(株)、味の素(株)、花王(株)、サラヤ(株)、イオン(株)、西友、日本生協連、グリーン購入ネットワーク(GPN)
☆懇親会開始
○参加申込み
11月1日までに下記で
http://www.gpn.jp/project/palm/event2017/
(持続可能なパーム油会議」のウェブサイト)
重要な記事
最新の記事
-
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日 -
「アフガニスタン地震緊急支援募金」で845万円を寄付 コープデリ2025年12月12日 -
有機栽培39年 生産者が伝えた自然との共生「第24回女性農業者交流会」開催 パルシステム2025年12月12日 -
深川の自社物流施設空域を活用 ドローンショー「Xmas Night Canvas」開催 ヤマタネ2025年12月12日


































