農薬に依存しないイチゴ、トマトの防除 農研機構が研究結果発表2019年1月30日
農研機構は、2月27日に化学合成農薬に依存しないイチゴ・トマトの病害虫防除システムなど新たな研究成果の発表会を開催する。
同機構は、「日本型高度施設園芸の実現」を目標に様々な成果をあげてきた。例えば天敵昆虫の効率的な利用や、光・音波などの物理的刺激を利用した病害虫の抑制技術を組み合わせ、化学合成農薬に依存しないイチゴとトマトの病害虫防除システムを考案。またナスやジャガイモ、レタス等で使える新たな資材の開発も進めている。
こうした成果を広く知らせるため、2月27日東京都千代田区の秋葉原UDX4階で、農業関係団体・企業、生産者などを対象に講演と展示を行う。
参加は無料だが、事前の申し込みが必要。2月20日までに応募フォーム(SIP 「持続可能な農業生産のための新たな総合的植物保護技術の開発」 研究成果発表会 参加申込)から申し込むか、メールを事務局に送る。詳細は同機構ホームページで。
◎プログラム
▽第1部 講演発表(13時15分~、会場・UDX THEATER)
1.施設栽培トマトとイチゴの新たな病害虫防除戦略
・化学農薬を削減したトマト病害虫の新防除体系
・新規資材「糖含有珪藻土」を用いた土壌還元消毒によるトマト土壌病害防除技術
・紫外光照射技術を基幹としたイチゴの病害虫防除
2.SIP が生み出す新たな病害虫防除資材
・赤色 LED によるアザミウマ防除
・振動害虫防除装置の開発
・音響によるトマト用コナジラミ類防除装置
・新たなナス用台木品種候補-線虫・複合病害抵抗性・多収-
・レタスの安定生産に貢献するpH 降下型肥料
・塊茎・土壌微生物相改善による健全ジャガイモの増収-新規栽培体系の開発-
・植物保護に有用な糸状菌・酵母の選抜
・植物の活力を高めて病気に強い体を作ります!
・トマト青枯病にアミノ酸が効くことを発見
・新たな害虫防除「殺虫から制虫へ」-アザミウマ類忌避剤の開発-
▽第2部 成果展示(12時半~、会場・UDX NEXT-2)
講演発表で紹介した成果のポスター発表と製品展示
・体系化グループの成果
・SIPが生み出す新たな病害虫防除資材
(関連記事)
・全国からブランドいちご集結 主産地9県が合同物販フェア開催(19.01.17)
・貴重なミニトマト「ルージュの宝石箱」販売 ミノーレ(19.01.09)
・高めの血圧を下げるトマト「GABAセレクト」新発売 カゴメ(18.11.28)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす症状 県内で初めて確認 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】花き類、野菜類、ダイズにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】ネギ、その他野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】りんご、なしに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】ねぎにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】セイヨウナシ褐色斑点病 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月3日
-
【注意報】いね 斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月3日
-
【人事異動】農水省(7月4日付)2025年7月3日
-
花産業の苦境の一因は生け花人口の減少【花づくりの現場から 宇田明】第63回2025年7月3日
-
飼料用米 多収日本一コンテストの募集開始2025年7月3日
-
米の民間在庫量 148万t 備蓄米放出で前年比プラスに 農水省2025年7月3日
-
【スマート農業の風】(16)温暖化対応判断の一助にも2025年7月3日
-
令和7年度「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」募集開始 農水省2025年7月3日
-
農業遺産の魅力発信「高校生とつながる!つなげる!ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」開催 農水省2025年7月3日
-
トロロイモ、ヤマノイモ・ナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第347回2025年7月3日
-
【JA人事】JA町田市(東京都)吉川英明組合長を再任(6月26日)2025年7月3日
-
【JA人事】JAふくおか嘉穂(福岡県)笹尾宏俊組合長を再任(6月26日)2025年7月3日
-
国産農畜産物で料理作り「全農親子料理教室」横浜で開催 JA全農2025年7月3日
-
ダイナミックフェア2025出展のタイガーカワシマ、東海物産を紹介 JA全農いばらき2025年7月3日