「みどりクラウド」参画事業 スマート農業実証プロジェクトに採択2020年4月8日
IoTやAIなど先進技術で企業のデジタル化を支援するセラク(東京都新宿区)は4月2日、長崎県南島原市と共同で提案した実証課題「スマート農業技術の活用によるアスパラガス生産体系の確立」が、農林水産省が公募した「令和2年度スマート農業実証プロジェクト」に採択されたことを発表した。
農業の担い手・後継者不足が進み、生産量の減少や農業施設の遊休化が進む南島原市は、気候や風土に適したアスパラガス栽培による就農支援に取り組んでいる。一方、セラクは同市に「南島原農業IT研究所」を開設し、地域農家と行政との連携により、スマート農業の普及と研究活動を行っている。
今回の実証課題では、同社が提供する「みどりクラウド」などのスマート農業技術を活用することで、アスパラガスの生産において重要な温度管理や水管理の可視化し、収穫・出荷作業の負荷の軽減を実現。新規就農者にとって魅力的な生産体系を構築し、若手の就農促進や新規就農者の経営の早期安定化をめざす。
また、今回の取り組みを通じて、スマート農業技術を農業人材の育成を担う同県立島原農業高校に提供。教育カリキュラムに組み込むことで、今回構築する生産体系の普及とスマート農業に対応可能な新規就農者の育成にも取り組む。
「みどりクラウド」は、農業をデータ化することで、農業生産の可視化や省力化を実現。付加価値の高い食農バリューチェーンを構築し、収益性の高い農業を実現する農業ITプラットフォーム。
同社は、ほ場に設置する農業IoTゲートウェイの「みどりボックス」、スマートフォンやパソコンで取得したデータを閲覧・分析する「みどりモニタ」など、営農支援アプリの企画・開発・運営を行っている。
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