北海コーキと共同で全層心土破砕機を開発 農研機構2020年12月10日
農研機構は北海コーキと共同で、V字状に幅広く土壌を破砕できる全層心土破砕機「カットブレーカー」を開発。営農排水施工技術の標準作業手順書を農研機構のホームページで公開している。
カットブレーカー2連タイプ今回開発した全層心土破砕機「カットブレーカー」は、小型~大型のトラクターや農耕用ブルドーザに装着でき、牽引力で30~70cmの任意の深さまでに、下端幅10cm、上端幅最大80cmとなるV字状に破砕した1~3連の溝を構築できる。
「カットブレーカー」は堅く締まって地表に水が溜まりやすい土壌を確実に破砕し、下層土や既設の暗渠まで迅速に余分な水を浸透させることで、農地の排水性を良好に保ち、畑作物の生産を安定化させることができる。この工法は、膨軟な破砕溝が施工後数年が経過しても維持されており、長期の畑転換に適していることが証明されている。
また、「カットブレーカー」と既存の排水改良機「カットドレーン」「カットソイラー」を用いた営農排水施工技術や、その施工効果と経済性等のポイントを取りまとめた標準作業手順書を作成し、開発機の普及を図る。
現在は畑作導入地域を中心に現地実証が進んでおり、宮城県、富山県、兵庫県などでは既に農家に販売している。今後は、JA等とレンタルの取り組みを進めていく。
カットブレーカーで施工した土壌断面図【カットブレーカー概要】
〇20~50馬力トラクター用の1連式(mini1連)
〇50~60馬力トラクター用の2~3連式(mini2連)
〇60~150 馬力トラクター用の2~3連式(ブレーカー)の3機種
〇施工速度は心土破砕と同速度の2~4km/hが標準
〇価格は希望小売価格 94~248万円(2020年度、オプション・送料・税別)
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