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春季防除でカンキツの被害軽減へ 沖縄県2021年3月1日

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沖縄県病害虫防除技術センターは2月25日、カンキツのミカンサビダニ、ミカンハダニ、かいよう病、黒点病の防除対策をまとめた病害虫発生予察技術情報第3号を公表。越冬量を減らす春季の防除対策の徹底を呼びかけている。

サビダニの被害状況サビダニの被害状況

病害虫防除員の調査報告(本島北部)によると、カンキツのミカンサビダニは10月~2月まで多発生で推移した。ミカンサビダニは芽の鱗片内で越冬するため、今年の収穫期においても発生が増加する恐れがあると予測。このほか、ミカンハダニの越冬卵やかいよう病の越冬病斑、黒点病の枯枝の越冬量の減少に向けた防除の徹底を促している。

○ミカンサビダニ類

果実と葉に寄生し、体長は0.1~0.2mmの紡錘形~くさび形で、肉眼での観察はやや困難である。新芽に寄生した場合は、暗褐色のちりめん状となり落葉する。被害果の果皮は黒褐色~赤褐色を呈し、著しいさび症状を引き起こしサメ肌果となる。1世代の発育期間が短く、爆発的に発生することもあり、梅雨明け以降は発生が多くみられる。

○ミカンハダニ

葉や緑枝、果実などに寄生する。雌成虫の体長は約0.5mm、体色は鮮やかな紅色で肉眼でも確認できる。寄生吸汁による葉のかすれ症状が重度の場合は、葉全体が白っぽく見えるようになり、果実が加害されると着色が遅れたり光沢が損なわれる。周年発生し夏と秋が発生のピークとなる。

○かいよう病

葉、緑枝、果実に発生する。病斑は点状から始まり2~10mmに拡大し、その周囲に黄色のふちどりが生じる。伝染源は樹上の葉、枝などの病斑で新しい病斑ほど注意が必要となる。かいよう病の病原菌は、気孔や傷口から感染し、風雨によって広範囲に飛散するため、台風やハモグリガによる葉や枝の傷口は感染を助長する。

○黒点病

葉や緑枝、果実に0.1~0.5mmほどの黒点を形成。枯枝直下の果実は濃厚感染し、雨滴の流れに沿った涙斑状や泥塊状の病斑を形成する。病原菌は枯枝で越冬し、この枯枝が唯一の伝染源となる。黒点病は水媒伝染性の病害で、被害は落花後から収穫前までの降雨に左右される。

防除対策は次のとおり。

・ミカンサビダニ、ミカンハダニは越冬量を減らすためマシン油乳剤で防除する。夏期以降は収穫時期の多発を抑えるため、効果の優れた殺ダニ剤を散布する。

・殺ダニ剤抵抗性の発達を防ぐため、同系統薬剤の連用を避けローテーション散布を行う。

・かいよう病の薬剤防除は発芽前、落弁期、梅雨期、台風前後を重点に散布を行う。

・黒点病は枯枝の発生を防ぐため樹勢の維持に努め、枯枝は見つけしだい除去する。

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