「しめよう! シートベルト」 春の農作業安全確認運動2022年2月17日
農林水産省は2月16日、令和4年春の農作業安全確認運動の取り組み方針を決めた。
運動期間は3月1日~5月31日までの3カ月間。参画団体は地方公共団体、JA、農業機械メーカー、その他の農業関係団体など約800団体。
テーマは「しめよう! シートベルト」。農業者への声かけ運動では、農業者の集まる講習会、座談会、イベントだけでなく、日常的な業務活動でも農業者に対して乗用型トラクターの運転時のシートベルト装着を呼びかける。
また、農作業安全に関する研修の開催を推進し、そのなかで乗用型トラクター運転時のシートベルト装着の効果を周知する。
これまでの調査でシートベルト着用での死亡率は3.2%に対して、非着用は24.5%となっていることが示されており、シートベルト着用で死亡率が8分の1となることなどを伝えていく。
研修内容は、共有して身に着けておく必要がある知識を習得する基礎的な内容とし、すべての地域で研修を企画することをめざす。
また、農業機械の適切な点検、整備方法や使用方法の実技演習、農作業安全に関する専門家と農業者の対話による研修など実践研修も行う。
2020年に発生した農作業死亡事故は10万人当たり10.8人と過去10年でもっとも高い水準となった。他産業との差は拡大していく傾向にある。交通事故死亡者数は大幅に減って、10万人当たりの高齢者死者数は10年間で7.83人から4.22人に低下した。
農作業事故のもっとも多い要因は乗用型トラクターに関わるもの。農業機械作業に関わる死亡事故を令和4年までの3年間で平成29年の211人を半減する目標を立て、農水省は対策を集中して行うことにしている。
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