インド・アジアで畜産DX推進へ U-motionでグローバルサウス支援 デザミス2025年7月7日
デザミス株式会社は、経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択され、インドネシア、インド、ベトナムにおいてIoT牛行動モニタリング「U-motion」を活用した畜産DX推進調査を開始する。
インドネシア‧インド‧ベトナムにて畜産DXを推進
デザミス株式会社は、経済産業省が実施する令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査)」に採択され、IoTを活用した牛の行動モニタリングシステム「U-motion」を用いた調査をインドネシア、インド、ベトナムで開始する。
この補助金は、新興国(グローバルサウス)で日本の技術を活用し現地課題の解決を目指す事業であり、対象国では経済発展に伴う牛乳・牛肉需要の増加と同時に、自給率の低さや飼養管理の属人化が課題となっている。
左:ネックタグセンサー 右:イヤタグセンサー
デザミスの「U-motion」は、センサーを装着した牛の行動を24時間365日モニタリングし、AIで分析することで疾病傾向、発情兆候、分娩兆候、起立困難などの異常を検知し通知する畜産DXソリューションであり、日本国内で25万台以上の導入実績を持つ。今回の調査では市場性評価、現地適合性検証、パートナー開拓、進出形態確立を進め、現地の畜産課題解決に寄与することを目指す。
さらに、温暖化に伴う高温ストレスは世界共通の課題であり、高温地域で得られるデータや知見は日本の畜産現場にも活用可能であることから、デザミスは「リバースイノベーション」として国内畜産現場への応用も視野に入れている。
農林水産省も本事業について、ASEANみどり協力プランなどとのシナジーが期待できる取り組みと位置づけ、強靭で持続可能な農業・食料システムの構築に向け日本の技術活用を推進している。
デザミスは今後、乳業メーカーや食肉加工メーカーとも連携し、U-motionの導入効果最大化と持続可能な畜産の仕組みづくりを加速していく方針である。
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