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【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ騒動の消費者側の要因2025年8月22日

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 コメ騒動を深刻化した一つの要因は消費者側にある。国民の所得低下だ。実は、国連の「飢餓地図」を見ると、日本はピンク色になっており、アフリカ諸国などとともに、世界で最も栄養不足人口が多い国に分類されている。日本が先進国だと思っているのは日本人くらいだ、とさえ漏れ聞こえてくる。「日本が飢餓に陥る」のではなく、「日本はすでに飢餓国」なのだ。
 このことが、今回のコメ騒動にも大きく影響した。農家にとって30年前の米価に戻ったということは消費者にとっても同じだ。実は、1990年の東京都区部の5kgのコメの小売価格は4,933円だった。1995年前後は5~6,000円だ。今回、急に2倍になったことが負担感を大きくしたのも確かだが、消費者の負担感が大きい根本的な原因は、消費者が貧しくさせられてしまったということだ。
 30年間で国民所得の中央値は約150万円も低下している。これが、5kg2,000円のコメに何百人も並ぶことにつながった。農家だけが苦しくなったのではない。国民全体がむしり取られて、疲弊させられ、一部の人々の利益だけが拡大している。この日本経済社会の根本的病巣を治療しないといけないのだ。

コメ騒動のもう一つの要因

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