「もっともっとノウフク2025」応援フェア 農福連携食材を日替わりで提供 JA共済連2025年12月5日
JA共済連は11月25日~12月5日、農林水産省が主催する「もっともっとノウフク2025」との連携で「JA共済『もっともっとノウフク2025』応援フェア」を開催し、初日の11月25日にはオープニングセレモニーを実施した。
参加者によるテープカット
期間中、東京・千代田区のJA共済ビル内にある、誰でも利用可能な「みどり食堂」で、農福連携による農産物を活用した「ノウフク応援メニュー」を提供した。メニューは日替わりで1日あたり約100食が提供された。また、ポスターやチラシ、サイネージを通じて、農福連携を来訪者に紹介し、普及と理解促進を図った。
オープニングセレモニーで、JA共済連の村山美彦理事長は、震災時の共済金支払いによる生活再建や交通安全、健康増進、防災減災、リハビリテーションセンターなどの取り組みを紹介し、「『農業』と『助け合い』の精神を併せた農福連携と深く通じる。活動を盛りあげていきたい」とあいさつした。
来賓の日本農福連携協会の皆川芳嗣会長は、JA共済連と締結した農福連携の包括連携協定に触れ、障がい者が「農業に従事することで、就労機会が広がり、心身ともに良い影響が見られる。丁寧な作業姿勢から高品質でおいしい農産物が生産され、農福連携により生み出される価値は大きい」とあいさつした。
食材を提供したJA横浜の柳下健一組合長は、農福連携について「当初は参画企業と利用農家の拡大に課題を抱えていたが、理解と協力の輪が着実に広がり、障がいがある方の就労機会が増えただけでなく、地域全体で支え合う温かい関係づくりも生まれている」とあいさつした。
農水省農村振興局都市農村交流課の藤田覚農福連携推進室長とJA共済総合研究所の小川良介理事長もあいさつした。
参加者によるテープカットの後、「みどり食堂」でJA横浜のにんじんを使用した「冬の具だくさん 根菜キーマカレー」、さつまいもを使用した「スイートポテト」、農協共済別府リハビリテーションセンターで生産されたミニトマトを使用した「ミックスサラダ」の試食会も行った。
12月4日には、JA共済ミニマルシェを開催した。JA共済ビル3階「みどり食堂」前で、JA横浜の農福連携施策で育てた新鮮な野菜や果物として、「ノウフク応援・みどりセット(キウイ・ほうれん草)」、「ノウフク応援・温活セット(みかん・生姜)」をそれぞれ40セット販売した。
ノウフク応援メニュー(11月25日提供)
JA共済連は、(社福)農協共済中伊豆リハビリテーションセンター(静岡県)や(社福)農協共済別府リハビリテーションセンター(大分県)の設立など、疾病や事故で障がいを負った人の社会復帰・社会参加を支援する活動を50年以上実施している。障がい者の社会復帰につながる「農福連携」を広く啓発し、応援の輪を広げることを目的に同フェアを開催した。
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