米不足・価格高騰でも量・価格ともに安定供給 独自の仕組み強化 グリーンコープ2025年7月7日
グリーンコープ共同体は、深刻化する米不足と価格高騰のなかでも、国産米を価格、量ともに安定的に提供できており、今後その仕組みを2025年産の米からさらに強化する。
グリーンコープの米は、2024年度は約82万袋(5kg換算)の「産直赤とんぼ米」を組合員に供給。事前に組合員から購入予約があった分については、すべて供給できている。この安定供給を実現している独自の仕組みを、2025年産の米からさらに強化。具体的には、奨励金の適応対象となる米の生産者をさらに拡大する。
米の生産者の高齢化や後継者不足、さらに燃料や肥料など米の生産に必要な資材の価格高騰などで、安価で安心・安全な米を手に入れることは困難になっている。米不足は気候変動や災害などによる一過性の問題ではなく、構造的な問題といえる。
グリーンコープは、米をめぐる構造的な問題を以前から懸念しており、これまでにグリーンコープが定めた、安心・安全な栽培方法で米づくりに取り組む生産者に対して、「生産奨励金」を支給してきた。これは組合員が購入する際の代金から積み立てているもので、組合員はただ米を購入するだけの存在ではなく、安心・安全で高品質の米をつくる生産者を一緒に支えるための仕組みとなる。
グリーンコープでは2024年まで、奨励金の対象を有機・農薬不使用・農薬最低減(使用する化学合成農薬4剤以内)の栽培に限っていたが、市場の状況や物価高など、米の生産者の置かれた厳しい状況を鑑み、今年から農薬低減(使用する化学合成農薬10剤以内)の米も奨励金の対象とすることにした。
グリーンコープが取り扱う「赤とんぼ米」は、現在のように全国的な米不足が深刻化する以前から、すべて栽培前に生産者と買い取り数量を契約する仕組みで取り組んできた。この契約栽培の仕組みにより、生産者は計画的に栽培に取り組むことができ、収穫後の売り先に不安を抱えることなく安心して農業を続けられる。一方、グリーンコープは、売れ残りや価格下落といったリスクを自ら引き受けることで、米づくりを支えてきた。
こうした長年の取り組みの積み重ねにより、生産者との間に信頼関係が築かれ、米の供給が不安定な状況においても、市場価格や流通の混乱に左右されることなく、組合員へ安定して米を届ける大きな力となっている。
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