新規就農者4万5840人で初の5万人割れ、過去最低に 農水省2023年9月1日
農水省は8月30日に2022(令和4)年新規就農者調査結果を公表した。新規就農者数は調査開始以来、初めて5万人を下回る4万5840人となり、過去最低となった。
調査期日は2023(令和5)年2月1日現在。
新規就農者4万5840人で前年に比べ12.3%減少した。このうち49歳以下は1万6870人で同8.4%減少した。
親元就農者数は減少も女性は増える
新規就農者のうち自営農業就農者(親元就農)は3万1400人で前年比14.9%減少した。このうち49歳以下は6500人で同9.6%減少した。男女別では男が2万2570人(同21.8%減)、女が8830人(同10.0%増)となった。
一方、新規雇用就農者数は1万570人で同8.6%減少した。このうち49歳以下は7710人で同9.7%減となった。男女別では、男が6910人(同8.5%減)、女が3670人(同8.7%減)となった。
新規参入は露地野菜が最多で伸びる
新規参入者は3870人で同1.0%増加した。このうち49歳以下は2650人で同1.5%減少した。新規参入した部門別にみると、露地野菜作が1370人で前年比4.6%増、構成比35.4%(前年34.2%)と最も多くを占める。ついで果樹作が700人で同11.4%減、構成比18.1%(同20.6%)、施設野菜作が640人で同1.5%減、構成比16.5%(同17.0%)となった。
畜産部門での新規参入は、前年に続き養豚はゼロだったが、酪農は30人(前年40人)、肉用牛は90人(同70人)、養鶏は10人(同10人)、その他は20人(同10人)となっている。
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