愛知の肥料メーカー、日東エフシーを子会社化、協同肥料、北海道肥料なども傘下に イチネンホールディングス2023年11月9日
イチネンホールディングス(大阪市)は10月31日、同社取締役会において日東エフシー(愛知県名古屋市)の株式を取得し、子会社化する決議を行った。株式譲渡日は11月30日(予定)。今回の子会社化に伴い、日東エフシーの子会社である協同肥料、北海道肥料なども傘下に入る。
日東エフシーの商品ラインナップ
イチネンホールディングスは、自動車リースや自動車メンテナンスなどの自動車総合サービスを主力とする一方、2016年に農業分野に参入し、傘下のイチネン農園、イチネン高知日高村農園の2社を通じて農業関連事業を展開。兵庫県の篠山農場や高知県の日高村農場においてミニトマトの栽培、高知県の南国農場においてピーマンの栽培を行うなど、自社で作物の栽培・販売を行っている。将来的に農業関連事業をグループの主力事業のひとつに育てるべく、事業規模の更なる拡大並びに収益性の向上に注力している。
日東エフシーは、化成肥料、配合肥料などの多種多様な肥料を自社で製造・販売している。また、自社で保有する試験ほ場や土壌分析設備を活用し、肥料の販売のみならず農家への栽培指導も行うなど、農業現場における豊富な知見を有している。その子会社である協同肥料(愛知県名古屋市)、北海道肥料(北海道室蘭市)、明京商事(東京都千代田区)、日東運輸倉庫(愛知県名古屋市)並びにその他の子会社4社を含む計8社が孫会社に、明京商事の子会社である興農社(東京都千代田区)がひ孫会社として、それぞれ傘下に入ることになる。
今回の株式取得に伴い、同ホールディングスでは「日東エフシーグループが持つ農業関連の知見、技術をイチネングループの農業関連事業の規模拡大及び収益性向上に最大限活かすことができ、さらには肥料事業に係る技術開発力と、当社グループのケミカル事業が持つ技術力を融合することで、新製品の開発や新規事業領域への進出にもつなげていきたい」としている。
なお、日東エフシーの2022年9月期の売上高は168億9600万円、営業利益は25億9300万円。イチネンホールディングスの2023年3月期の売上高1278億2200万円のうち、セグメント別業績で農業関連事業が含まれる「その他」の売上高は21億2800万円で、約1億円の赤字となっている。
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