新たな水稲用除草剤「ワザアリ楽粒(らくりゅう)」の効果は? 購入した生産者に聞く2023年9月25日
北興化学工業株式会社が開発した水稲用除草剤「ワザアリ楽粒(らくりゅう)」。昨年供試品で試験し、その効果を実感。今年本格的に導入した岡山県勝田郡奈義町の「豊沢営農組合」の森藤繁樹さんと瀬戸芳孝さんに話を聞いた。
豊沢営農組合 瀬戸芳孝さん(左)、森藤繁樹さん(右)
岡山県の県北地域の「豊沢営農組合」は水稲うるち米9.6ha、もち米0.2ha、飼料用米1ha、WCS1.5ha、麦2ha、大豆は黒大豆、白大豆、青大豆あわせて約6haを栽培する大規模営農組合で、森藤さんは水稲部門の責任者を務める。
豊沢営農組合は設立されて17年目。7名で、水稲1筆平均20~30aのほ場を約180筆管理している。
「ワザアリ楽粒」購入のきっかけはJAの紹介だった。昨年、田んぼに入らずに使用できる拡散性の優れた新しい除草剤だと聞き30aのほ場で北興化学工業の供試品で試験した。風上からの一辺処理で使用したところ雑草の発生がなく、田んぼ全体に拡散していると実感した。慣行除草剤を散布した一部のほ場ではノビエ、ホタルイが残草し、クリンチャーバスME液剤で対応したと森藤さんは話した。今年は1ha分の大型規格(2.5kg)を3袋(3ha分)購入した。
ワザアリ楽粒を散布したのは6月21日。代かきは6月5日、田植えは6月8日に行った。豊沢営農組合では安価な初期や初中期一発の除草剤を田植同時処理し、田植えの約2週間後にジャンボ剤を使用している。田植同時処理の除草剤は管理上、水をためずに田植えして散布する為、除草効果はあまり期待していないと前代表の瀬戸さんは話した。ワザアリ楽粒を散布したほ場は、風向きを考えて風上から一辺処理または周縁散布をした。
散布は簡便で30aのほ場では風上一辺処理で、作業時間は2分弱であった。
今年も除草効果に満足している。ワザアリ楽粒を散布したほ場はクリンチャーバスME液剤の追加散布が必要なく、コスト低減につながった。
散布ほ場(散布29日後)左図:ほ場全体、右図:条間
来年以降のワザアリ楽粒の使用について伺ったが、「楽に散布できるし、効果が良いので、ジャンボ剤と併用して、使用面積を増やしたい。ジャンボ剤は1aにパックを1個投入するので計量が楽だが大きな田んぼはパックを大量に散布しないといけないし、ほ場周縁を一周しないといけない。楽粒なら一辺処理できるから楽だと思う。」と二人は話した。
除草剤を選ぶ1番のポイントは価格、次に効果、省力性と続く。担い手直送規格も利用しコスト低減にも取り組んでいる。ワザアリ楽粒もコストダウンに繋がる大型規格が発売されればと期待している。
重要な記事
最新の記事
-
米価水準 「下がる」見通し判断増える 12月の米穀機構調査2026年1月8日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内14例目を確認2026年1月8日 -
創業100年のブドウ苗木業者が破産 天候不順で売上急減、負債約1億円 山形2026年1月8日 -
花は心の栄養、花の消費は無限大【花づくりの現場から 宇田明】第76回2026年1月8日 -
どんぐり拾い【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第371回2026年1月8日 -
劇中でスマート農業に挑戦 ドラマ「ゲームチェンジ」が本日よりで放送開始 中沢元紀や石川恋をはじめ丹生明里らが出演2026年1月8日 -
露地デコポン収穫最盛期 JA熊本うき2026年1月8日 -
徳島県育ち「神山鶏」使用 こだわりのチキンナゲット発売 コープ自然派2026年1月8日 -
長野県で農業事業に本格参入「ちくほく農場」がグループ入り 綿半ホールディングス2026年1月8日 -
新潟・魚沼の味を選りすぐり「魚沼の里」オンラインストア冬季限定オープン 八海醸造2026年1月8日 -
佐賀の「いちごさん」17品の絶品スイーツ展開「いちごさんどう2026」2026年1月8日 -
まるまるひがしにほん「青森の特産品フェア」開催 さいたま市2026年1月8日 -
日本生協連とコープデリ連合会 沖縄県産もずくで初のMELロゴマーク付き商品を発売2026年1月8日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2026年1月8日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2026年1月8日 -
人気宅配商品の無料試食・展示会 日立市で10日に開催 パルシステム茨城 栃木2026年1月8日 -
住宅ローン「50年返済」の取扱い開始 長野ろうきん2026年1月8日 -
埼玉で「女性のための就農応援セミナー&相談会」開催 参加者募集2026年1月8日 -
熊本県産いちご「ゆうべに」誕生10周年の特別なケーキ登場 カフェコムサ2026年1月8日 -
外食市場調査11月度 2019年比89.6% 5か月ぶりに後退2026年1月8日


































