農業科学部門、売上高・利益とも過去最高 ダウ・ケミカル2013年2月6日
ダウ・ケミカル(本社、米国・ミシガン州)は1月31日、2012年通期の業績を発表した。農業科学部門は売上高、EBITDA(金利・税金・償却前利益)ともに過去最高だった2011年の業績を上回った。
売上高は、農業科学部門を除くすべての部門、すべての地域で減少し、全体でも前年比5%減の568億ドルだった。販売数量は2%減、販売価格は3%減だった。売上高の減少や価格下落の主な要因は為替の影響だという。
特別計上項目を除く純利益は22億ドルで、同24%減だった。同EBITDAは75億ドル、同1株あたりの利益は1.9ドルだった。
全体としては減収減益だったが、農業科学部門だけは好調を維持した。
売上高は64億ドル、EBITDAは9億7700万ドルで、ともに過去最高を記録。アンドリュー・リバリスCEOはこの好調について「技術開発が推力になった」と分析している。同社は成長分野への優先投資をすすめており、2012年の研究開発費や販売・一般管理費の増額分1億3500万ドルのうち95%が農業科学部門にあてられた。
アンドリュー・リバリスCEOは2013年の事業計画について、「川上原料の競争力、パフォーマンスプラスチックの競争力を十分に生かし、技術対応型の農業科学部門の成長を一層加速させる」としている。
(関連記事)
・農業関連事業が引き続き好調 デュポン2012年業績 (2013.01.29)
・1株あたり32セントの配当 ダウ・ケミカル (2012.12.18)
・信越化学工業、デュポン、ダウ、モンサントなどが受賞 世界の革新的企業トップ100 (2012.12.12)
・がん患者への支援活動で表彰 ダウ・ケミカル (2012.11.22)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日