アグロフレッシュ事業売却でポートフォリオ管理を進展 ダウ・ケミカル2015年5月22日
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国)は、アグロフレッシュ事業をブルーバード社に8億6000万ドルで売却することで合意した。
アグロフレッシュ事業は、農産物市場に向けて、鮮度保持の技術を提供するもの。両社の取締役会は、全会一致でこの売却取引を承認しており、2015年第3四半期には同取引が完了する見込みだ。ブルーバード社は今後、アグロフレッシュ事業の将来に向けた成長計画に取り組んでいくことになる。
この売却について、「戦略に合致しない事業を整理し、利用可能な現金を増やして株主に還元する、というダウのポートフォリオ管理方針に沿うものだ。アグロフレッシュ事業は、農作物収穫後の市場を対象としており、ダウの農業科学事業との整合性はない」と、ダウ最高財務責任者は説明している。
売却終了後、アグロフレッシュ事業はブルーバード社の単体子会社となり、ダウは非連結の少数株主となる。
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