営業増益も純利益減 2025年3月期決算を発表 日本曹達2025年5月19日
日本曹達株式会社は、2025年3月期の連結決算を発表した。営業利益は前期比15.8%増と好調だったものの、持分法投資損益の減少などを背景に純利益は9.6%減少した。2026年3月期は減収減益を見込んでおり、先行きに慎重な姿勢を見せている。
日本曹達株式会社は5月14日、2025年3月期(2024年4月~2025年3月)の連結決算を公表した。売上高は1,551億9,900万円(前期比0.5%増)、営業利益は160億6,300万円(同15.8%増)と堅調だったが、経常利益は195億2,900万円(同16.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は150億1,100万円(同9.6%減)となった。
同社は、営業利益の増加については原料コストの低下や価格改定の効果を挙げた一方、純利益の減少については持分法適用会社からの投資損益が前年の63億円超から27億円程度に減少したことが主因としている。
2024年10月1日には普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。これを踏まえた1株当たり当期純利益(EPS)は272円56銭となった。
財務面では、自己資本比率は64.8%と引き続き堅調に推移。営業キャッシュ・フローは226億円超を確保したが、積極的な設備投資等により投資活動・財務活動を通じてキャッシュは純減となり、期末の現金及び現金同等物残高は216億円台となった。
配当については、2025年3月期の年間配当金を1株当たり240円(株式分割前)とし、配当性向は51.4%。2026年3月期は1株当たり140円(分割後ベース)を予定している。
2026年3月期の通期業績見通しは、売上高1,480億円(前期比4.6%減)、営業利益132億円(同17.8%減)、経常利益168億円(同14.0%減)、純利益133億円(同11.4%減)と慎重な姿勢を示している。
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