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農薬:防除学習帖

トマト防除暦の作成34【防除学習帖】第168回2022年9月24日

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前回までに、Ⅰ.子のう菌類病と防除およびⅡ.トマトに発生する子のう菌類病の防除 1.うどんこ病、2.菌核病を紹介した。今回は、子のう菌類病の最後、3.炭疽病を紹介する。

3.炭疽病

(1)発生生態と被害
Colletotrichum gloeosporioides という不完全菌類に属する糸状菌(かび)菌によって発生する。トマトでは完全世代は未発見のため不完全菌類であるが、完全世代が見つかれば子のう菌類に属すると考えられていることから、本稿では子のう菌類として扱った。

主に成熟した果実に発生し、果実表面に水浸状の小斑点をつくり、次第に拡大して同心輪紋となり、中心に黒褐色小斑点を形成する。最終的に果実は腐敗し、落果する。多湿下では病斑上に鮭肉色の粘質物を生じる。果実に発生するので、著しい品質の低下や収量減少を起こす。

(2)生活環・伝染方法
被害残渣内に潜伏している菌糸や発病後に放出された胞子が付着した育苗資材、病原菌の胞子や菌糸を内在する汚染種子・苗が第一伝染源となる。第一次伝染源から発生した分生胞子が灌水時の水跳ねなどによって周囲に伝搬する。菌の生育適温は28~32℃であり、加工用トマトにおいて収穫期に高温で降雨が続くと多発生する。

(3)防除法
ア.耕種的防除

分生胞子の伝搬には水が絡むので、灌水時などで水滴が作物の茎葉にできるだけ触れないよう  にすることが防除の基本である。この上で、次の対策を実施可能なものは複数組み合わせて行う。
①窒素質(N)肥料過剰(葉色が濃緑になる)は発病を助長するので、土壌診断に基づいた適正施肥を行う。
②雨滴で伝搬するので、露地の場合は雨除け栽培を行う。
③被害果実等は翌年の伝染源になるので、できるだけ取り除いてほ場外に出す。
④排水を良くして、敷きワラやマルチなどを施して、土や水の跳ね上がりを防ぐ。
⑤無病種子や無病苗を使用する。
⑥土壌中に病原菌が存在するので、発生が多い場合など適宜、太陽熱消毒法や土壌還元消毒法などによって土壌消毒を行う。

イ.化学的防除

①散布剤による防除
炭疽病に効果のある有効成分は以下のとおりである。この表は、炭疽病に効果のある有効成分を把握するため他の作物で登録を有するものを全て表記したので、実際の使用にあたってはトマトに登録のあることを確認するようにしてほしい。

炭疽病は、発生が多くなった後では治療効果のある薬剤でも十分な効果を発揮することが難しいので、予防効果主体の薬剤の定期散布を基本とし、病害が発生したら、発生初期のまだ病害が少ないうちに治療効果のある薬剤を使用して徹底防除を行うようにする。

近年は、予防剤と治療剤の混合剤が登場しているので、それら混合剤と予防主体剤のローテ ーション散布が最も効率的な防除が期待できる。

炭疽病に効果のある有効成分一覧

②土壌消毒剤による土壌消毒の実施
土壌中に存在する病原菌を効率的に除去するのに有効なので、適宜、クロルピクリン剤やダゾメッ  ト剤によって土壌消毒を実施する。(土壌消毒の実施方法は別途紹介する)

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