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農薬:防除学習帖

トマト防除暦の作成40【防除学習帖】第174回2022年11月5日

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現在、防除学習帖では病原菌の種類別にその生態や防除法を紹介しており、前回から不完全菌類の病害を紹介している。

1.すすかび病

(1)発生生態と被害
病原菌は不完全菌類に属するPseudocercospora fuligena という糸状菌(かび)であり、多湿な環境が重なると多発生する。葉が侵され、はじめ葉の裏側に淡黄緑色の病斑が現れ、次第に病斑が拡大して灰褐色粉状のカビを生じる。発病が進むと、葉脈に囲まれた不整形の病斑あるいは円形病斑となり、カビの色が黒褐色に変化する。被害を受けた葉は早期に元気がなくなり、やがて乾燥して葉巻状態になって萎縮して、葉全体が濃い緑褐色のカビで覆われる。別の菌である葉かび病と症状が似ており、肉眼では区別できないことが多いので、対策に迷う場合は、指導機関に判定を依頼するようにする。
被害植物の残渣で越年して、第一次伝染源となり、新たな病斑上に分生胞子を発生させて蔓延する。

(2)耕種的防除法
多湿が要因となって発病が多くなるので、できるだけ湿度を下げた栽培を心がける。また、感染源となる被害葉などはできるだけ取り除き、感染の機会を減らすようにする。
①密植を避け、葉や茎が密集しないように間隔を空けて風通しを良くする。
②敷きワラ、マルチを行って、土壌からの湿気の飛散を防ぐ。
③送風や換気を行い、湿度が上がらないように工夫する。
④第一次伝染源となる被害残渣を場外に出して焼却処分(自治体によっては禁止している場合があるので注意)するとよい。

(3)化学的防除
①発生前に予防効果主体の農薬で定期的な防除
すすかび病は一旦発生をし始めると拡散が早いので、発生前の予防散布を中心に組み立てる。もし、発生が認められたら、発生が少ないうちに治療効果のある農薬で徹底防除する。
代表的な予防効果の高い農薬は、マンゼブ剤(ジマンダイセン、ペンコゼブ)やダコニール1000といったもので、これらを1作期の総使用回数制限に注意しながらで防除を組み立てる。その際、散布回数制限の無いクリーンカップ(微生物+銅剤)などを定期的に加えると、うどんこ病との同時防除も可能で、効率的かつ効果的な防除体系が可能となる。

②初発確認後は早期防除を徹底する
初発を確認したら、できるだけ早期に徹底した防除を実施する。その際、治療剤は、できるだけ発生が少ない時にほ場全体にまんべんなく散布する。これは、1つの病斑からおびただしい数の分生胞子が飛散して圃場内のどこかに付着している可能性が高いからである。

③治療剤は系統の異なる農薬をローテーションで使用する
治療剤には耐性菌がつきやすい傾向にあるので、同一治療剤の連続散布を避け、系統の異なる農薬を輪番で使うようにするとよい。ただし、治療効果も期待できるトリフミン(DMI剤)には耐性菌が発生している地域があるので、使用の前に地域の指導機関等に有効な薬剤を確認するようにしてほしい。

④第一次伝染減の被害残渣は土壌消毒で減らす
すすかび病の第一次伝染源は、植物残渣である。
食部残渣を完全にほ場から取り除くことは難しいので、適宜土壌消毒を実施することで、作物残渣の中にいる病原菌を撲滅させることができる。
有効な土壌消毒法は、蒸気消毒、熱水消毒、太陽熱消毒、土壌還元消毒、土壌消毒(クロルピクリン、ソイリーン、ガスタード微粒剤など)であるので、他の病害虫との同時を狙って、適宜実施すると良い。

すすかび病防除剤-有効成分特性一覧

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