高密植栽培でりんごの反収増 国内外への拡販へ新会社設立2020年7月6日
日本の農産物や品種を輸出する(株)日本農業(東京都品川)と(株)ファーマインド(東京都千代田区)は、5月にジャパンアップル(株)(青森県青森市)を設立し、りんご生産事業を拡大する。

ジャパンアップルは、従来の栽培方法より反収を大幅に増加できる高密植わい化栽培方式によるリンゴの生産事業を行う。生産開始から5年間で100ヘクタールまで生産面積を拡大し、10年後には最大6000トンの収穫量をめざす。収穫したリンゴは、ファーマインドと日本農業を通じて国内外に販売する。
ファーマインドは、これまで日本最大の野菜露地生産事業会社である北海道産直センター(北海道札幌市)の経営統合や全国のJAとの取り組みを通じて、国産青果の取り扱いを強化してきた。今回のリンゴ生産事業への参入により、国内農業の競争力強化に資するとともに、国産青果物の商品群の拡充と安定供給を実現する。
一方、日本農業は現在、タイ、インドネシア、フィリピン、香港、台湾を中心とした東南アジア諸国へ主にリンゴおよびサツマイモを輸出。インドネシア、タイ、フィリピンの3か国で、当社ブランド「エッセンス」が各国へ輸入される日本産リンゴではトップの市場シェアを誇る。提携により、日本の農産業の競争力を高め、同社が開拓している海外の輸出販路を通して、より多くの世界へ日本の農作物を届けることで、日本の農産業を「儲かる産業」へ転換することをめざす。
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