全国から届く「新栗」使用 無添加調理の「栗ごはん」先行予約開始 石井食品2020年8月28日
無添加調理の石井食品(株)は、これから収穫を迎える日本各地の旬な栗を使った「石井食品の栗ごはん」を、9月下旬から順次スタート。公式オンラインストアでは、先行予約を始めた。

「石井食品の栗ごはん」は、今年採れた国産の栗を使用。市販されている栗ごはんの素は、前年に収穫した栗を保存して使われることが多いが、同社は産地直送の栗をそのまま使い、無添加調理を実現している。また、産地ごとに異なる栗の特性に合うように、こだわりの調味料や味付けを研究。栗がもつ自然本来の風味を引き出せるように、砂糖は使わず、それぞれの生産地ならではの自然な甘みがあり、シンプルな栗ごはんだからこそ、産地の違も楽しめる。
同社は「地域と旬」事業として、地域の旬の食材を求めて全国各地に出向き、商品を開発。地域ならではの食べ方を生産者に教えてもらいながら、同社の「無添加調理」技術で素材の味を最大限に引き出している。
「石井食品の栗ごはん」2合用。写真左上から、京都京丹波の栗、岐阜山県の栗、熊本やまえ村の栗。
同下左から、埼玉日高の栗、千葉成田の栗、千葉市原の栗、茨城笠間の栗
この取り組みの本格的なきっかけとなったのは、「栗」との出会い。栗は、収穫から加工までの滞留時間の長さで品質が変わり、その過程でシミを消す「漂白剤」や型崩れを防ぐ「ミョウバン」など食品添加物が必要だが、移動時間を極力短く、採れたてを早く製品化できれば、食品添加物を使わずに済む。「石井食品の栗ごはん」の栗は、入荷までの時間を短縮するため、千葉・京都・佐賀の製造工場に比較的近いエリアにある栗の産地から譲ってもらうため、生産者と関係を築き、採れたての栗が産地直送で手に入るようになった。
収穫した栗は、専用の機械にかけて鬼皮を剥いたあと、少しだけ渋皮を残しながら、ひとつひとつ手剥きする。繊細な「栗」を丁寧に加工し、同社ならではの「無添加調理」の技術を活用しながらその年に収穫した「栗」を旬なうちに届けることができる。
今年は、梅雨の時期が長く、気温の急な上昇などの影響もあり、栗の成長には非常に厳しい天候環境が続いたが8月下旬に入り、各地の生産者から、これから収穫時期を迎える一番栗の話題が届いているという。
各地の生産者の声
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米の支援 見直しを 財政制度等審議会が建議2025年12月3日 -
緑茶の輸出額 前年比2.3倍 農林水産物・食品の10月輸出実績2025年12月3日 -
JA貯金残高 108兆731億円 10月末 農林中金2025年12月3日 -
米の安定供給どう支える? 直接支払めぐり論戦 共助の「基金」提案も2025年12月3日 -
平和的国防産業の寿命【小松泰信・地方の眼力】2025年12月3日 -
【農と杜の独り言】第6回 野菜・あなたのお生まれは? 食の歴史知る機会に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月3日 -
童門氏の「恕」 混迷時こそ必要 "協同のリレー" JCA客員研究員・伊藤澄一氏2025年12月3日 -
【異業種から見た農業・地域の課題】担い手が将来展望を描けること 金融×人材×資源で強靭な地域に 一消費者の視点から 元大蔵省・藤塚明氏に聞く2025年12月3日 -
ご当地牛乳「リソルホテルズ」でウェルカムドリンクとして提供 JA全農2025年12月3日 -
毎年大人気!希少な岐阜の「堂上蜂屋柿」を販売開始 JAタウン2025年12月3日 -
稲作生産者の生産現場に密着 生産者ドキュメンタリー動画を公開 JA全農2025年12月3日 -
JAタウン「ホクレン」北海道醸造の日本酒10商品「送料負担なし」で販売中2025年12月3日 -
冬休みの牛乳消費拡大を応援「メイトー×ニッポンエール 冬のおいしいミルクコーヒー」発売 JA全農2025年12月3日 -
「佐賀県産うれしの茶フェア」5日から全農直営19店舗で開催 JA全農2025年12月3日 -
病院経営の改善に求められる課題は? 「医療の質と生産性向上」セミナー 日本文化厚生連2025年12月3日 -
安全性検査クリアの農業機械 1機種7型式を公表 農研機構2025年12月3日 -
【人事異動】日本製紙(2026年1月1日付)2025年12月3日 -
鶴岡共乾施設利用組合第1回総会開く JA鶴岡2025年12月3日 -
【役員人事】井関農機(12月1日付、12月31日付、1月1日付)2025年12月3日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月3日


































