歴史が創る文化のコーラ「ぎふコーラ」プロジェクト始動2020年10月14日
岐阜県出身の20代の若者3人が、岐阜県の文化を継承するためのプロジェクトとしてクラフトコーラ「ぎふコーラ」を開発。10月19日からクラウドファンディングで予約販売を行う。

300年間にわたって守り、受け継がれてきた薬草と若者が好きなコーラとの"健康×不健康"な、ありそうでなかった組み合わせ。多様化する食の嗜好性に合わせるように、クラフトビールをはじめ小ロット製造のドリンクが人気で、複数種のスパイスや柑橘類を調合する健康的な"クラフトコーラ"も注目を集めている。
旧春日村の民家をイメージし、パッケージをデザイン岐阜県の文化を新しい形で継承しようと、県内各地の食材を使ったクラフトコーラづくりの第一弾は、薬草の宝庫と呼ばれる岐阜県揖斐川町旧春日村の薬草を使った。旧春日村は約300年前、織田信⻑がポルトガル宣教師の教えにより、伊吹山に薬草園を開拓。約280種類の薬草があったと言われている。地域では昔から薬草を煎じて飲むことで健康を守ってきた文化があり、各家庭でブレンドし、「百草茶」として普段から飲まれている。母なる山伊吹山と言われ、薬草の聖地であったこの地には、昔から不思議なパワーがあるという。
一般的に薬草は「苦くて飲みにくい」という声がある一方、効果効能については「健康的なイメージが強い」とポジティブな印象を持っている人が多い。この健康的でポジティブなイメージをPRしようと、薬草✕コーラを作ることになった。
今回は、よもぎ・かきどおし・どくだみ・ヤブニッケィの4種類の薬草を使用。後味のすっきり感が特徴で誰でも飲みやすい健康的な無添加クラフトコーラが誕生した。
「ぎふコーラ」は、10月19日から11月29日までクラウドファンディングで予約販売を実施。2021年1月から製造を始め、3月にリターン品を発送する。200ml(約5杯分)、720m(約20杯分)の原液タイプに加え、薬草茶とのセットや他地域で作られたクラフトコーラなどのセットも用意する。
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