森を育む空間デザインを共同創造するウェブサイト「もりまちドア」公開2021年3月8日
全国木材組合連合会は、乃村工藝社と連携し、森を育む空間デザインを共同創造するプロジェクトのウェブサイト「もりまちドア」を開設した。
同サイト、非住宅分野の木材利用を促進するため、森を育む空間デザインを共同創造していくプロジェクト「もりまちドア」事業の一環で開設。もり側の林業・木材産業事業者と、まち側の空間クリエイター(デザイナー、プランナー、施主)が、互いの背景を知り、深くつながることで、森を育む空間デザインの共同創造を促し、サステナブルな社会の実現に貢献する。
木材にはデザインとしての美しさやリラックス効果だけでなく、軽さ・強度などの特性、地球温暖化への貢献、地域活性化や雇用創出などの社会価値創出をはじめ多くのメリットがあり、サーキュラーエコノミーの原動力となる可能性もある。日本の森林は国土の約7割を占め、そのうち約7割が人工林(スギ、ヒノキ等)。さらに約半数が木材として使い時に当たる50年生前後の木で伐採期を迎えており、いま利用期を迎えている木を「伐って、使って、植えて、育てる」ことで次世代の森づくりにつなぐ必要性に迫られている。問題を解決するには、生産者が何世代もかけて大切に育てた木材を価値高く活用することが不可欠。日本の木材需要は建築用の需要が大きなウェイトを占める一方、人口の減少に伴い中長期的に住宅需要の減少が予測されるため、住宅以外での新たな木材需要としてこれまで木材があまり使われてこなかった専門店やオフィスなど非住宅建築物や商業施設での活用が期待されている。
同サイトでは、「もりまち産地体験会」として、空間クリエイターが産地を訪れ、林業・木材産業事業者と出会い、お互いの気づきを導くため、東京都多摩・三重県尾鷲・埼玉県飯能の3つの林産地を異なるテーマ設定でめぐり、映像やレポート記事、産地の方々のコメントを紹介している。また、3Dカメラで撮影した360度映像により、バーチャルな森の散策体験もできる。もりまちニーズ調査では、産地体験会で行ったアンケート・インタビューをもとに木材利用に関する声を拾い上げ、課題や要望などをまとめている。
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