2021年産「予約登録米」の募集受付開始 パルシステム2021年4月6日
パルシステム連合会は、2021年産「予約登録米」の募集を開始。指定の銘柄を収穫から1年間、定期的に届ける仕組みで、環境に配慮しSDGsに貢献する。
予約登録米の産直産地、JA津軽みらい(青森県)の田植え風景

予約登録米は、田植え時期に組合員が予約登録した米を4週に1度、定期的に届ける仕組み。重量や配達週を選べ、精米したてのおいしい産直米を食べ続けることができる。
2011年の東日本大震災や2020年4月の新型コロナウイルスの影響で、量販店から米がなくなっら際も予約登録米は途切れずに届けられた。気候変動など、不測の事態が発生しても優先的に届ける「保険」のような仕組みとして、組合員から支持されている。
パルシステムの予約登録米は、安全性と環境保全にこだわる有機(コア・フード)とパルシステム独自の「エコ・チャレンジ」基準を満たすもの。化学肥料や化学合成農薬にできるだけ頼らない環境保全型の栽培に取り組んでおり、1年分を予約することで、計画的な米作りを支え、環境保全型農業の応援にもつながる。また、「作る」「食べる」の双方が安心できる制度として、次世代の生産者を育てる「あと押し」にもなっている。
パルシステムの予約登録米は、全国的な冷害で深刻な米不足に陥った1993年の教訓から、1995年に始まり、今年で27年目。登録人数は、2020年は18万人。募集銘柄は「エコ・青森つがるロマン 」「エコ・山形つや姫 」「エコ・会津こしひかり 」「トキを育むお米(エコ・佐渡こしひかり) 」「有機 宮城ひとめぼれ」「有機 秋田あきたこまち」など19銘柄。
2021年産から、コア・フード米は有機農産物に限定して届けられている。自然環境を守り、生きものとの調和を生かして栽培された有機米は、組合員が食べ続けることで、日本の環境を守る一端を担い、SDGsの達成にも貢献する。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日