ビールから沖縄の大麦栽培を拡大 完全循環型産業を構築 オリオンビール2021年6月11日
オリオンビールは7月13日、「ザ・ドラフト 初仕込」を完全予約受注で発売。琉球大学やパートナー企業とのリレーションシップにより完成した完全循環型の大麦を使っており、ビール造りにより日本最南端の大麦栽培を拡大する。
オリオンビール「ザ・ドラフト 初仕込」
同社は、2020年6月発売の主力商品「ザ・ドラフト」から、伊江島産大麦を原材料に採用。ビール造りの工程で生まれるビール粕を堆肥にして改良された伊江島の土壌で栽培した大麦から新たなビールをつくる取り組みで、ビール生産を通じて持続可能な社会へ挑戦している。「ザ・ドラフト」の原料となった伊江島産大麦は伊江島の土に還り、今年再び新たな大麦が実り、循環型の大麦生産が完成した。
7月13日発売の「オリオン ザ・ドラフト 初仕込」は、「完全循環型」で栽培された大麦を使用した製品で、3月に刈り入れてすぐの、とれたて大麦で仕込んだ今年初のビールとなる。
伊江島に始まった大麦栽培は、名護市や南城市など島内で広がりを見せており、現在は琉球大学や沖縄高専での協働研究も始まった。また、北部農林高校でも新たに大麦の栽培が始まるなど、官学を巻き込み一大産業へ発展する可能性を見せている。
伊江島産大麦の生産者
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