保育園にいながら農業体験 Zoomで楽しく学ぶ水耕栽培実施 あしたばマインド2021年9月24日
株式会社あしたばマインドが運営する明日葉保育園相生園(東京都大田区)は9月2日、三重県にある農場「てしお夢ふぁーむ」とオンラインでつながり、農場見学・水耕栽培による種付けを実施。コロナ禍で遠方へ出掛けることが難しい状況だが、この日は東京の保育園にいながら三重県の農場で農業体験をするような雰囲気を味わい、子どもたちも大いに盛り上がった。
水耕栽培にについて積極的に質問する子どもたち
てしお夢ふぁーむは、障がい者の就労継続支援A型事業所として三重県で運営している桑名木曽岬農場で、水耕栽培の小松菜やリーフレタス・フリルレタス、培地ではミニトマトを栽培している。種付けの当日は、相生園に大きなスクリーンを設置し、てしお夢ふぁーむの谷口丈仁さんとZoomでつながった。
プログラム前半では、桑名木曽岬農場から、ハウス内で育てている野菜の様子を映し出し、栽培している野菜を谷口さんが1種類ずつクローズアップして紹介。子どもたちは、実際に農場を訪問して見学しているような感覚を体験した。また、子どもたちが自発的に楽しんで参加できるよう、野菜の説明の途中でクイズを出題。子どもたちは一斉に手を挙げ、積極的に発言していた。
プログラム後半では、ペットボトルで小松菜を育てる水耕栽培キットを制作し、種付けを体験。あらかじめ相生園でペットボトルとスポンジ・ラップ・小松菜の種を用意し、谷口さんからキットの作り方を動画で教わりながら実際に作った。キットの完成後は、実際に小松菜を水耕栽培する方法について、谷口さんが説明。子どもたちも興味津々で、「お日様に当てたほうが良いですか」「どうしてラップを巻くんですか」「いつ芽が出ますか」「小松菜おいしいですか」「いつから食べられますか」など、次々と手を挙げて質問していた。
今回は、オンラインを活用することで、遠く離れた三重県へ遠足に行ったように貴重な体験となった。また、子どもたちは水耕栽培の楽しさと大変さを体感し、普段食べている野菜への関心を深めていた。
水耕栽培キットを制作し、小松菜の種付けを体験
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日