長野県下伊那郡の牧野屋農園「クラウド継業プラットフォーム」で後継者を募集 リレイ2022年1月21日
長野県下伊那郡でとうもろこしを育てている牧野屋農園は、「クラウド継業プラットフォーム relay(リレイ)」で栽培と販売のスキルを引き継いでくれる後継者を募集している。
事業継承者を募集する関さん夫妻
南信州でとれた特産品が並ぶ道の駅「信州新野千石平」のすぐそばで、全国に熱烈なファンを持つとうもろこしを栽培する牧野屋農園のオーナー、関忠安さん。高齢になり、栽培を続けていくことが難しくなってきたため、とうもろこし畑とともに、栽培と販売のスキルを引き継いでくれる後継者を募集している。
関さんは、地元の高校を卒業後、愛知県弥富市にある鍋田干拓地に入植。伊勢湾台風を経験するなどの苦境を乗り超え、商売を始めて軌道に乗り、58歳になって地元・新野へ戻り、父が立ち上げた会社に入ってとうもろこしの栽培を始めた。
牧野屋農園のとうもろこしのほ場
「(とうもろこしは)糖度が高いので、栽培は非常に苦労します。除草や追肥だけでなく、虫の防除シートの設置が特に大変。その甘さゆえにとにかく大変な虫対策ですが、頑張れば頑張るほど、甘くて美味しいとうもろこしができます。私が育てるとうもろこしは、1株から1本しか取れないので、その点でも苦労は多い」と関さん。80歳を超えて病気の治療なども重なり、体力的に限界を迎えたことで後継者を募集することに決めた。
元気なうちに栽培技術と販売のノウハウだけでなく、農機具なども受け継いでほしいと考えており、空き家や耕地などの紹介も可能。関さんは「今後はより多くのお客様の笑顔のために、栽培を増やして販路も拡大していきたい」と話し、ホームページでの注文販売だけでなく、「ポケットマルシェ」や「食べチョク」など、手数料が安くて使いやすいサービスも利用し、栽培と販売で新しいことに挑戦しながら、地域と伝統を大切にできる人の応募を希望している。問い合わせは、ライトライト(電話)0985-77-8046、(メール)info@relay.townへ。
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