国宝・久能山東照宮の宮司が伝えた「石垣いちご」いちご狩りスタート 静岡市2022年1月25日
静岡市で約120年の歴史を誇る「石垣いちご」のいちご狩りが、国道150号沿いの久能山ふもとにある「いちご海岸通り」や「久能街道」にある30軒以上の農園で今年も本格的にスタート。とれたての甘くておいしい「石垣いちご」を取り寄せられる農園もある。
国宝の久能山東照宮
徳川家康が晩年を過ごした静岡市の久能山には、家康を祀る国宝指定の「久能山東照宮」があり、古くから多くの参拝客でにぎわっている。日本のいちご栽培のはじまりは約120年前の1896(明治29)年で、久能山東照宮の宮司がアメリカから持ち帰った1株のいちごの苗を、東照宮に仕えていた川島常吉が譲り受け、久能山のふもと(久能地区)で栽培したのが始まりといわれる。
「石垣いちご」の栽培当時はまだ、現在のような温室ハウスはないため、自然の力を利用した栽培方法が開発された。傾斜がある石垣は、平地に比べて多くの陽が当たり、熱が蓄積されるため、石垣の保温力を生かしていちごを栽培。さらに、水はけが良いため、うまみが凝縮された甘いいちごに育つ。「石垣いちご」は、自然の力を生かし、環境にやさしい、久能地区の伝統的な栽培方法といえる。
「石垣いちご狩り」の主力銘柄で、静岡市発祥の「章姫」は、赤みが濃く果実が長めのユニークな形。やわらかで口当たりがよく、果汁が多くジューシーで生食にピッタリ。酸味が少なく、甘くて食べやすい。「石垣いちご」いちご狩りは5月上旬まで。開催時間は9~16時。期間中無休。
また、いちご海岸通りや久能街道沿いに農園を構えるいちご農家の中には、「石垣いちご」の取り寄せが可能な農園もある。詳細は、下記ホームページにある各農園へ直接問い合わせを。
深い赤がフォトジェニックな「章姫」
重要な記事
最新の記事
-
新たな世界農業遺産 島根県奥出雲地域と和歌山県有田・下津地域が認定 農水省2025年8月28日
-
花屋あっての花農家【花づくりの現場から 宇田明】第67回2025年8月28日
-
「JAながさき県央フェア」みのりカフェ長崎駅店で開催 JA全農2025年8月28日
-
藤原紀香「ゆるふわちゃんねる」葛山信吾と銀座でゆる飲み JAタウン2025年8月28日
-
生成AIソフトウェア「neoAI Chat」を導入 JA愛知信連2025年8月28日
-
【役員人事】全国農協保証センター(8月27日付)2025年8月28日
-
【役員人事】J-オイルミルズ(10月1日付)2025年8月28日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンベル顆粒水和剤」 日本曹達2025年8月28日
-
適用拡大情報 殺菌剤「ミギワ10フロアブル」 日本曹達2025年8月28日
-
農林漁業者やバイヤーが活発に商談「アグリフードEXPO東京2025」開催 日本政策金融公庫2025年8月28日
-
営農型太陽光発電事業を展開 千葉エコ・エネルギー、Cyrinxと業務提携 東北電力2025年8月28日
-
2026年度 「コープみらい・くらしと地域づくり助成」9月1日から募集開始2025年8月28日
-
「コメ」を起点に「食と農」の未来を語る 首長会議&市民公開シンポジウム 泉大津市で開催2025年8月28日
-
新総合研究所の竣工式を開催 3研究所統合で作業・実験を効率化 日本穀物検定協会2025年8月28日
-
発売から65年「ホームランバー」さらにおいしくなって新登場 協同乳業2025年8月28日
-
奈良県三宅町で農業の未来を担う人材育成開始 坂ノ途中2025年8月28日
-
旬のりんご10品種を週替わりで「国産りんごのサブスク」実施 生活クラブ2025年8月28日
-
春・夏・秋の収量性に優れたエダマメ「たっぷり」新発売 サカタのタネ2025年8月28日
-
秋を迎えに栗拾い 稲城市の里山でどんぐりアートづくり開催 パルシステム東京2025年8月28日
-
手軽にグラタン風味「雪印こんがり焼ける とろけるスライス グラタン風味」新発売2025年8月28日