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日本初 廃棄ゼロの地球にやさしい胡蝶蘭「フォアス」誕生 ヒカル・オーキッド2022年1月25日

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胡蝶蘭の大手生産者、ヒカル・オーキッド(和歌山県有田市)は1月27日、胡蝶蘭では初となる不燃ごみゼロ、プラスチックフリーを目指した胡蝶蘭の新ブランド「フォアス」を発売する。

不燃ごみゼロ、プラスチックフリーの「フォアス PREMIUM 7本立ち(白)」不燃ごみゼロ、プラスチックフリーの「フォアス PREMIUM 7本立ち(白)」

胡蝶蘭といえば、企業間などの御祝に送る代表的な花。たくさんの胡蝶蘭は社内を華やかに演出する反面、役割を終えた後、陶器の鉢や鉄の支柱が付着した胡蝶蘭は簡単に廃棄できず、胡蝶蘭専門の廃棄業者が存在するほど。2021年11月に岸田内閣発足時、議員会館での胡蝶蘭の大量廃棄問題のニュースは、胡蝶蘭生産者にとって悲しく、胡蝶蘭を贈る文化の否定にも受け取れたという。

同社が新たに考案した「フォアス」は、胡蝶蘭が抱える問題を全て解決する商品。従来の胡蝶蘭に使われていた陶器やプラスチック製の鉢は紙製の鉢へ変更した。また、胡蝶蘭を支えていた鉄の支柱は竹製の支柱へ、梱包等に使われているプラスチックの梱包材は紙製の梱包材とした。ラッピングや細部に至るまで不燃ごみゼロとプラスチックフリーにこだわって資材を厳選し、全く新しいタイプの胡蝶蘭となった。

また、生産者ならではの新たな取り組みとして、「フォアス」の発売と同時に、廃棄を減らすために落花後の胡蝶蘭の再育生を実施。「御祝」という幸せを経験し、役割を終えた胡蝶蘭を引き取り、栄養を与え元気に育て直し、新たに商品化する。

胡蝶蘭は適切なケアで何年も生き続けることから、再育生後の商品に、「しあわせの胡蝶蘭~やさしさのバトン~」と命名。同社は、「フォアス」を通して消費者に環境問題を考えてもらうとともに、胡蝶蘭を贈る人にも贈られる人にも時代が求める倫理的な価値を届ける。

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