デリバリーは2019年比89%増 最新外食・中食レポート2021年計2022年2月15日
エヌピーディー・ジャパンは2月14日、外食・中食市場2021年計の動向分析レポートを公表。外食・中食売上は、新型コロナウイルス発生前の2019年比21.7%減、デリバリー市場規模は同89%増の7909億円となった。
外食・中食市場成長率
外食・中食市場全体の2021年1~12月計の売上は、16兆5096億円で、コロナ前の2019年同期比で21.7%減少。前年同期比では、4.2%減で、2020年より市場が落ち込んだ。外食(イートイン)売上が2019年同期比42%減(2020年同期比13.5%)で大幅減となった。
業態別・利用形態別の2021年の売上2019年同期比では、レストランのテイクアウト・出前が大幅に増加。ファストフード(FF)+セルフカフェは51%増、ファミレスは19%増、その他フルサービスレストランは23%増だった。
外食業態計(飲食店計)の出前(デリバリー)市場規模推移をみると、2021年の確定値は7909億円で、前年比26%増、コロナ前2019年同期比で89%増。レストラン売上に占める出前(デリバリー)比率は、2019年3.1%から、2020年6.5%、2021年9.0%とコロナ前の約3倍の比率となった。
エヌピーディー・ジャパン フードサービスシニアアナリストの東さやか氏は、「コロナウイルス感染拡大の、外食・中食市場への影響は、第1回目の緊急事態宣言時の2020年4~5月が最大だったが、年単位で見ると、2021年は2020年よりも落ち込みが大きくなった。2020年は4月以降が影響を受けたことと、2021年1月の第2回緊急事態宣言から9月まで続いた、断続的な自粛、休業、時短、アルコール提供自粛要請などで、市場は大きく影響を受けた。その中で、デリバリー市場は、大きく拡大し、コロナ前の約2倍近くの市場規模に。デリバリー可能なエリアもどんどん拡大し、参入も相次いだことから、今後もデリバリー市場は、成長が見込まれる」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(171)食料・農業・農村基本計画(13)輸出国から我が国への輸送の状況2025年12月6日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(88)ジチオカーバメート(求電子剤)【防除学習帖】第327回2025年12月6日 -
農薬の正しい使い方(61)変温動物の防除法と上手な農薬の使い方【今さら聞けない営農情報】第327回2025年12月6日 -
スーパーの米価 前週から23円上昇し5kg4335円 過去最高値を更新2025年12月5日 -
支え合い「協同の道」拓く JA愛知東組合長 海野文貴氏(2) 【未来視座 JAトップインタビュー】2025年12月5日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】『タコ市理論』は経済政策使命の決定的違反行為だ 積極財政で弱者犠牲に2025年12月5日 -
食を日本の稼ぎの柱に 農水省が戦略本部を設置2025年12月5日 -
JAの販売品販売高7.7%増加 2024年度総合JA決算概況2025年12月5日 -
ポテトチップからも残留農薬 輸入米に続き検出 国会で追及2025年12月5日 -
生産者補給金 再生産と将来投資が可能な単価水準を JAグループ畜酪要請2025年12月5日 -
第3回「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」開催 農水省2025年12月5日 -
新感覚&新食感スイーツ「長崎カステリーヌ」農水省「FOODSHIFTセレクション」でW入賞2025年12月5日 -
(464)「ローカル」・「ローカリティ」・「テロワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月5日 -
【スマート農業の風】(20)スマート農業を活用したJAのデジタル管理2025年12月5日 -
「もっともっとノウフク2025」応援フェア 農福連携食材を日替わりで提供 JA共済連2025年12月5日 -
若手職員が"将来のあるべき姿"を検討、経営層と意見交換 JA共済連2025年12月5日 -
IT資産の処分業務支援サービス「CIRCULIT」開始 JA三井リースアセット2025年12月5日 -
「KSAS Marketplace」に人材インフラ企業「YUIME」の特定技能人材派遣サービスのコンテンツを掲載 クボタ2025年12月5日 -
剪定界の第一人者マルコ・シモニット氏が来日「第5回JVAシンポジウム特別講演」開催2025年12月5日 -
野菜との出会いや季節の移ろいを楽しむ「食生活に寄り添うアプリ」リリース 坂ノ途中2025年12月5日


































