栄養学者と和食のプロが語る「白めし」の魅力 オンラインイベント開催 パルシステム2023年3月20日
パルシステム連合会は4月6日、栄養学の観点から「ごはん食」を紹介するオンラインイベントを開催。食品の値上げが続くなか、比較的価格が安定している米食を活用し、家計も生産者も応援できる知識やレシピを紹介する。
オンラインイベントでは、生活習慣病予防などの専門家としてバランスよく楽しい食生活による健康法を伝えている、女子栄養大学教授の蒲池桂子さんを講師が登場。「ごはん食」の適切な糖質摂取が代謝を高め、太りにくい体をつくる仕組みを分かりやすく紹介する。また後半では、オンライン料理教室で料理家の吉田愛さんが、手軽で楽しい「ごはん食」を紹介。きき酒師の資格も持つ吉田さんは、日本酒に会うシンプルな和食つまみも得意としており、お米の利用を後押しする。
日本で生活する1人が消費するお米の量は年々減少を続け、最も多かった1962年の118キロから2020年には50.7キロと半分以下になっている。水稲の作付面積も、1969年の最大317.3万ヘクタールから2021年には140.3万ヘクタールと半減。米離れが進むなか、昨今の資材高騰は農業経営に打撃を与え、生産を断念せざるを得ない状況も生まれている。
一方、世界では気候変動や軍事衝突が食料の安定供給に影響をおよぼしている。食料自給率39%で食料安全保障上、危機的状況にも陥りかねない日本は、ほぼ国内自給できる米の消費が増えれば、生産者の応援につながり、将来にわたる持続可能な食も保証できる。
パルシステムは、一人ひとりの米の消費拡大で、生産や消費の背景にある課題を超えていこうと呼びかけており、同イベントでは、楽しくおいしい「ごはん食」の提案を広げることで、持続可能な生産と消費の実現をめざす。
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