6月の平均卵価格 5か月ぶりに下落 需要和らぎと鳥インフル収束など反映2023年6月30日
6月の卵の平均卸売価格が5か月ぶりに前の月を下回ったことが、JA全農たまごのまとめで分かった。本格的な夏場を迎えて需要が和らいでいることや鳥インフルエンザが収束し、発生農場で再開に向けた動きが出ていることが背景にあるとみられる。
JA全農たまごによると、6月の東京の卵のM基準値(円/㎏)の平均卸売価格は349円となり、平成以降最高値だった前月の350円を1円下回り、今年1月以降、5か月ぶりに前の月を下回った。昨年同月に比べると約1.64倍の高値水準は続いているが、日別の価格をみると6月26日に前週末の350円から5円値下がりして345円に下がり、6月30日時点でも345円を維持している。
鶏卵価格の高騰の背景には、今シーズンの鳥インフルエンザによる採卵鶏の殺処分が過去最多の約1650万羽に上り、全国的に供給不足となったことがあったが、防疫措置が完了し、5月13日から清浄化されたことが発表されたことや、今シーズン初期に鳥インフルが発生した農場が再開に向けて動き出していること、さらに夏場で鶏卵の需要が和らいできていることで供給不足が緩和されてきたとみられる。
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