新潟市南区と農業体験教育「AGRIREX」実施 アルビレックス新潟2024年4月22日
サッカーJ1の「アルビレックス新潟」を運営するアルビレックス新潟は、新潟市南区と連携した農業体験教育「AGRIREX(アグリレックス)」を実施する。
約300年の歴史を持つ白根大凧合戦で有名な新潟市南区は、「モノがなければ人を育てる」「地域で育てた子を地域に返す」という想いで、若年層の人材育成に注力している。南区は名産の洋ナシ「ル レクチエ」などの果樹栽培や農業も強みとしているが、担い手不足や産業の認知拡大など課題が山積。そこで、同区が目指す方向性やその実現に向けた取り組みを示す「南区区ビジョンまちづくり計画」の事業実施にあたり、アルビレックス新潟が連携・協力し、人材育成と地域の魅力発信に取り組む。
農業体験教育「AGRIREX(アグリレックス)」では、農業体験を児童・生徒ならびにアルビレックス新潟の選手の人材育成に活かし、地域への理解を深め、愛着心を育むことを目的に実施。具体的には、「谷口農園×環境教育」として段ボールコンポストを使った生ごみの堆肥化に取り組む。段ボールコンポストは、段ボール箱を利用した生ごみ処理容器で、家庭でも気軽に生ごみを堆肥化でき、その堆肥で家庭菜園などに有効利用できる。南区では、気軽に楽しく生ごみを減量、資源化でき、SDGsに貢献できるものとして、段ボールコンポストをPRしている。
アルビレックス新潟の谷口海斗選手が園長となって野菜を栽培している「谷口農園」でも、生ごみの堆肥化に取り組み、野菜栽培に活用。できた堆肥は、区内の児童による野菜栽培にも活用される予定。
また、新人選手と新潟県立白根高等学校の生徒による「ル レクチエ」栽培を実施。Jリーグでは、社会人教育とブランド意識向上を目的に、主に新卒の選手を対象に新人研修を実施している。そのオンライン研修と「シャレン!活動」で構成される研修の一環で、南区内でル レクチエの栽培を体験し、生育。その際、南区と連携協定を締結している新潟県立白根高等学校の生徒も加わり、受粉・摘果・袋かけなど一連の作業を実施し、10月頃の収穫を目指す。
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