新潟市南区と農業体験教育「アグリレックス」ル レクチエの袋かけを体験 アルビレックス新潟2024年6月24日
アルビレックス新潟は6月18日、新潟市南区と連携して実施している農業体験教育「AGRIREX(アグリレックス)」の一環で、今シーズンからプロサッカー選手としてのキャリアを歩み始めた奥村仁選手と石山青空選手が、新潟市南区にある白根グレープガーデンを訪問。新潟県立白根高等学校の生徒と一緒に、ル レクチエの栽培体験を行った。
この活動は農業体験を児童・生徒やアルビレックス新潟の選手の人材育成に活かし、地域への理解を深め、愛着心を育むことを目的とした「AGRIREX」の一環であるとともに、Jリーグが社会人教育とブランド意識向上を目的に、新人選手を対象に実施する研修として行われた。
ル レクチエは、「花粉つけ」「摘果」「袋かけ」「収穫・追熟」を経て11月頃に出荷・販売される。今回体験したのは、ル レクチエのデリケートな表皮を保護するため、摘果で残した一つひとつの実に二重構造の紙製の袋をかぶせる「袋かけ」の作業。5月末に実施した摘果作業から、約4倍の大きさにもなった実に、二重構造で中にロウが塗ってある特製の紙袋を丁寧にかぶせた。
「見た目あっての品質」と話す白根グレープガーデンの笠原さんからは、葉っぱを入れないように実だけに袋をかけることや、風の影響で実が落ちることを防ぐため、袋をかけたら優しく握りつぶして、できるだけ小さくすることなど、丁寧で繊細な作業について説明があった。
ル レクチエの袋化作業に取り組む白根高校の生徒
天候に大きく左右されるル レクチエの袋かけ作業は、雨が病気を持ってくることに加え、実が完全に乾いた状態でないとシミになってしまうため、作業前日から当日に至るまで、ずっと晴天に恵まれていないと実施できない。
作業に参加した白根高校の生徒にとって、小さいころから慣れ親しんでいたル レクチエの栽培は、初めての体験。生徒たちは「食べるのはおいしいけど、つくるのはまったく違う。こんなに大変だと思いませんでした」「前回の摘果以上にいろんなことに気を付けながらやらないといけなかったので難しかった」など作業の感想について話した。
また、アルビレックス新潟で、新人教育を担当する本間勲スカウトは、この日活動に参加した選手たちについて「思った以上に積極的にやっていると感じた。2回目で慣れもあったかもしれないが、サッカーだけでなくいろんなことを学んでいくための研修なので、いい表情と姿を見ることができた」と話した。
次回は、10月下旬に収穫と追熟の作業を予定している。
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