「冷凍食品」の購入量 物価上昇でも影響は比較的小さく「冷凍食品の利用状況」実態調査2025年4月17日
日本冷凍食品協会は2月15日から16日にかけて、冷凍食品を「月1回以上」利用している25歳以上の男女各1250人を対象に、「"冷凍食品の利用状況"実態調査」を実施した。
調査によると、冷凍食品の利用頻度は女性週平均1.9回(前回1.8回)、男性平均1.8回(同1.7回)で男女ともわずかながら増加。1年前より利用頻度が「増えた」は、全体で2割強で、特に若年層(25~34歳)で増えた。
1年前より利用頻度が「増えた」割合が高いのは、男女とも若年層の25~34歳(女性29.6%、男性23.2%)。利用頻度が増えた理由として、女性で「野菜など生鮮品の価格が上がったから」(前回24.1%→今回33.6%)が大幅に増加。女性で「冷凍野菜」の利用頻度が前回に比べ、6ポイント増(28.0%→33.9%)と大きく変化した。
昨今の頻繁な食料品の値上げに伴い、節約を"意識するようになった(とても+ややの合計)"の割合は、女性で8割強(81.4%)、男性でも約7割(68.8%)と多数を占めているが、女性より10ポイント以上低い。
値上げにより購入量が「減った」割合は、冷凍食品では女性で4.2%、男性で2.6%と、果物(女性16.6%、男性8.6%)や野菜(女性12.6%、男性9.3%)、スナック菓子(女性13.9%、男性8.2%)と比較して少なく、値上げによる影響がほかの食材・食品と比べて小さい。
値上げがあっても、購入量に変化がない、または増えた理由は、どの食品・食材でも「値上げ後も必要性が変わらないため」が最も多い。その中で、冷凍食品がほかの食材・食品と比較して高い項目は「調理の手間や時間が省けるから(タイパが良いから)」で、女性18.6%、男性13.0%。
冷凍食品は、惣菜・弁当と並んで「時間対効果(タイパ)」の満足度が高いことがうかがえる。また、冷凍食品を「おかず」や「主食(麺・炒飯など)」として食卓に出すことについては、「手抜きだと思う」(女性27.0%、男性15.0%)、「罪悪感がある」(女性22.6%、男性11.4%)と、男女ともに低い数値に留まっている。
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