越谷市と共同でIoTを活用したメロン水耕栽培を研究 富士通2019年8月1日
富士通は、埼玉県越谷市と共同でIoTを活用したメロン水耕栽培の研究を越谷市農業技術センターで今年7月30日から2020年3月31日まで実施している。高品質なメロンを効率良く栽培するノウハウの確立をめざす。
越谷市は、米の生産調整による不作付地の発生や、他産業との所得格差を背景に農地転用が進み、農家や農地の減少が続いている。この対策として、高収益なメロンに着目し、年に3回の収穫が可能な町田式水耕栽培装置を活用した試験栽培を2018年度にスタート。今後は、メロンの栽培ノウハウを市内の農家へ広め、農業振興の柱に育てていく。
研究では、最低限必要な基幹部品を1枚の基盤に搭載したシングルボードコンピュータ「ラズベリーパイ」を用いて構成した同社独自のデータ収集システムを使用。温度、湿度、照度、二酸化炭素(CO2)濃度など栽培に関わる各種環境データを、ビニールハウス内に設置した小型センサーで収集し、クラウド上に蓄積。メロンの栽培環境と収穫量や品質との関係を解析し、メロン水耕栽培へのIoT活用の有効性を検証する。
研究結果を踏まえ、同社は今後、越谷市と共同で、IoTを活用したメロンの水耕栽培における効果的な栽培方法を確立し、同市内の農業振興を支援する。
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