令和3年度中部地方発明表彰「ハナバチ用飼料」が発明奨励賞受賞 物産フードサイエンス2022年1月25日
物産フードサイエンス株式会社は、アピ株式会社と共同発明し、物産フードサイエンスが取得した特許第6266741号「ハナバチ用飼料」について、発明協会から「令和3年度中部地方発明表彰」の発明奨励賞を受賞した。
令和3年度中部地方発明表彰式の様子
地方発明表彰は、優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもので、全国を8地方に分けて実施。同社は、中部地方でさかんな養蜂産業への貢献や、ケストースの持つ生理機能について高く評価され、中部地方発明表彰の発明奨励賞を受賞した。物産フードサイエンスは、ケストースの持つ多様な生理機能に関して研究を進めており、ヒトと動物、昆虫に対する効果について積極的に研究している。
同発明は、「ケストース」を含有する養蜂用飼料に関するもの。ケストースは、タマネギやアスパラガス、ニンニク、大麦、ライ麦などに含まれる三糖類の難消化性糖質で、砂糖に似たまろやかな甘味がある。摂食後は、途中で消化されることなく大腸まで届き、「ビフィズス菌」、「乳酸菌」、腸管内で酪酸を産生する「酪酸産生菌」などの有用菌の栄養源となることが報告されている。
発明奨励賞の賞状
養蜂産業におけるミツバチ等は、通常野外の花から蜜や花粉を採集して餌としているが、これらの餌が不足する季節では砂糖水や養蜂用飼料を給餌している。養蜂用飼料は、主成分として砂糖や水分、若干のタンパク質などから構成されているため腐敗しやすい。腐敗防止のため管理は繁雑で、飼料自体への食いつきが良くない場合には、長期間飼料が残り劣化するなどの課題があった。こうした課題を解決するため研究した結果、ケストースを含有する糖液は、蜂が好んで摂取し、かつ腐敗防止に寄与できることが判明。養蜂用飼料への可能性を見出し、特許を取得した。
重要な記事
最新の記事
-
チョットで済まない「チャットGPT」【小松泰信・地方の眼力】2025年11月26日 -
鴨川メガソーラー問題 「谷埋め盛土」に崩落の恐れ 専門家が学習会で指摘2025年11月26日 -
【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】部門間連携で担い手支援 JA部門全農会長賞 JA秋田なまはげ2025年11月26日 -
甘味資源作物は食料安保の基幹 生産意欲持てる対策を 主産道県が集会2025年11月26日 -
鹿児島黒牛、安納芋、うなぎ 鹿児島の味「ふるさと便」で販売中 JAタウン2025年11月26日 -
愛媛県産オリジナル品種かんきつ「紅まどんな」販売中 JAタウン2025年11月26日 -
ルーマニアで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年11月26日 -
「岐阜県産 和牛とお米のフェア」12月1日から開催 JA全農2025年11月26日 -
株式会社ISEKI M&D(松山)周辺の清掃活動行う 井関農機2025年11月26日 -
COP30で気候変動と持続可能な農業に関する共同声明を発表 井関農機2025年11月26日 -
レベニューシェア方式で「ミニ白菜」静岡で販売 農業総研2025年11月26日 -
AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術を開発 国際農研2025年11月26日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
愛媛・宇和島 CORLEO FARM産「コル'マドンナ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月26日 -
邑久町漁協と「第6回産直会議」環境省「自然共生サイト」日本最大級の登録申請を確認 パルシステム2025年11月26日 -
北海道オホーツクの農作物をSAF原料に活用 中高校生向け探究学習プログラム実施 東京農業大学2025年11月26日 -
日本生協連「UCDAアワード2025」企業総合賞と専門家賞2商品を同時受賞2025年11月26日 -
長野県に「コメリハード&グリーン真田店」12月10日に新規開店2025年11月26日 -
足立区から感謝状 国際協同組合年に美しく安全な街づくり パルシステム東京2025年11月26日


































