【注意報】いね 斑点米カメムシ類 県下全域でやや多発 山形県2022年8月18日
山形県病害虫防除所は、いね 斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ)が県下全域でやや多く発生するおそれがあるとして、8月16日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
アカスジカスミカメ(写真提供:山形県病害虫防除所)
8月8~9日に実施した畦畔・農道等におけるすくい取り調査の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は72.7%(平年:59.1%)で高く、平均すくい取り虫数は10.1頭(平年:8.5頭)で平年並だった。特にイネ科雑草が繁茂しているところで多くすくい取られ、100頭を超えるところも見られている。
向こう1か月の気温は平年並か高いと予報されており、斑点米カメムシ類の水田内への飛来や加害活動が活発になると推測される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇穂揃期及び穂揃期7~10日後の2回の基本防除を徹底する。なお、薬剤は斑点米カメムシ類の生息している畦畔を含めて散布する。
〇航空防除や無人航空機等による防除を計画しているところでも、天候等により防除時期が計画より遅れる場合には、個人防除を実施する。
〇穂揃期7~10日後の薬剤防除(基本防除2回目)を実施後に水田内のすくい取り調査を行い、斑点米カメムシ類の飛来・生息が確認された場合は、基本防除2回目の防除から7~10日後に補完防除を実施する。
〇畦畔・農道等水田周辺の草刈りは、斑点米カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を助長するので原則行わない。やむを得ず草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除計画に合わせて実施する。
〇水田内にイヌホタルイ等のカヤツリグサ科雑草やノビエが多い圃場では、斑点米カメムシ類の水田内での発生が多くなるため、基本防除2回目実施後の発生状況を確認する。
アカヒゲホソミドリカスミカメ(写真提供:山形県病害虫防除所)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
「にいがたフルーツプレゼントキャンペーン」 クイズ正解者5人に「新潟県産もも5kg」 にいがた園芸農産物宣伝会2025年7月8日
-
山形県ぶどう「デラウェア」品評会入賞商品を限定販売 JAタウン2025年7月8日
-
オフィスユニフォームに「漆黒」の新提案 JAにもファッション性でアピール サーヴォ2025年7月8日
-
「酪農業」の倒産動向 国産牛乳危機から一転 倒産が急減 帝国データバンク2025年7月8日
-
農業特化型生成AI「栽培アシストAI」試験導入 営農指導のDXを推進 JAレーク滋賀2025年7月8日
-
農業のバリューチェーンをアップデート「トライアングルエヒメ2.0」に採択 kikitori2025年7月8日
-
夏休み前にまちの危険スポット確認「7才の交通安全ハザードマップ」バージョンアップ2025年7月8日
-
家庭菜園やガーデニングにも「東京8」栽培成果報告会開催 太陽油化2025年7月8日
-
「Caramel Macchiatoキャラメルマキアート」新発売 北海道乳業2025年7月8日
-
発売10周年を迎えた「プレ節」 ブランドサイトをリニューアルオープン マルトモ2025年7月8日
-
農業DX「レポサク」圃場作成機能がフルリニューアル エゾウィン2025年7月8日
-
道産トマト使用のハンバーガーを限定販売「北海道トマト祭り」開催 モスバーガー2025年7月8日
-
中高生向け「物流×IT」東京都の職業体験企画を開催 パルシステム2025年7月8日
-
森里川海や農林水産業・食農関連産業のネイチャーポジティブへ 農林中金と連携協定 NACS-J2025年7月8日
-
見なくても触れて広がる世界を体験「触感で遊ぶワークショップ」開催 パルシステム共済連2025年7月8日
-
飲食店カレーメニューの情報サイト「イチ推しカレー博覧会」公開 エスビー食品2025年7月8日