ケニアで田植えの機械化促進 JICAの支援事業に採択 唐沢農機サービス2023年2月28日
農業機械のECサイト「ノウキナビ」を運営する唐沢農機サービスは、商船三井が運営するKiliMOLと応募した「ケニア国田植機利用のための育苗技術開発と田植機を活用したビジネス化実証事業」が、国際協力機構(JICA)の実施する「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択された。
2022年9月にケニアで実施したデモンストレーションの様子
同事業はJICAとの契約開始後、約1年をかけて田植え作業の機械化が遅れているケニアで田植機の普及を目指す。ケニア政府関係省庁とも連携し、最適な育苗方法の調査・実証を行い、顧客候補・パートナーの開拓、田植機使用方法のレクチャー等を実施。田植機を活用したサービス提供などビジネスモデルを検証する。
ケニアでは米の消費が伸びて国内生産量が増加する一方、消費量の約80%を輸入に頼っていることから、ケニア政府は稲作灌漑地域の拡大を図っている。現在ケニアでは田植えはほぼすべて手作業で行われており、その拡大ペースに人手が追いついていないのが現状。加えて等間隔でない条間により除草作業が非効率になっており、生産コストの増えているため、田植えの機械化により大きな生産性向上の余地がある。
唐沢農機はKiliMOLと連携し、乗用式・歩行式田植機を現地に輸出し、技術支援を行っている。同支援事業を通して、現地に適した方法による大規模な育苗環境を整備し、田植機の普及促進・農業の生産性向上に繋げることで、飢餓や貧困などの課題改善への貢献を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































