【注意報】イネいもち病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2023年7月14日
滋賀県病害虫防除所は、イネいもち病(葉いもち、穂いもち)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月12日に令和5年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。発生時期は葉いもちが6月下旬以降、穂いもちが7月下旬以降と予想される。
同防除所が7月6日~11日に行った調査では、県内36地点180ほ場での葉いもちの発生ほ場率は32.2%(平年8.7%)、発病株率は4.2%(平年0.7%)と、ともに過去10年で最も高かった。
アメダスデータを用いた葉いもち感染予測システム(BLASTAM)によると、6月以降断続的に感染好適日が出現。特に、6月27日~7月2日に県内全域で連続して感染好適日が出現している(表)。
大阪管区気象台が7月6日に発表した向こう1か月の気象予報によると、降水量は平年並の見込みだが、出穂期に曇雨天が続く場合は穂いもちが多発することが予想される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇葉いもちは、穂いもちの伝染源となるため、発生を認めたら直ちに薬剤を散布する。
〇穂いもちは、ほ場の状況(水稲の生育やいもち病の発生状況)をよく確認し、適期に防除する。
・粉剤、液剤(水和剤・乳剤等)は穂ばらみ期~出穂期に散布する。
・穂いもちの発生が多い時は、さらに穂揃期~乳熟期にも防除する。
・粒剤は種類により施用時期が異なるため、ラベルをよく読んで適期に散布する。
〇薬剤耐性菌の発生を防止するため、同一グループの薬剤を連用しない。
〇薬剤は県農作物病害虫雑草防除基準を参照のこと。なお、薬剤の散布にあたっては、ラベルをよく確認し、使用基準を遵守する。
〇その他
(1)薬剤を散布する時は、周囲に飛散しないよう注意する。
(2)粒剤を施用する場合、湛水状態にし、散布後1週間は、落水やかけ流しをしない。
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