【注意報】カキにカキ炭疽病 県北部で多発のおそれ 和歌山県2024年7月31日
和歌山県農作物病害虫防除所は、カキにカキ炭疽病県北部で多発のおそれがあるとして、7月30日に令和6年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
写真1:カキ炭疽病の枝病斑(矢印)の新梢(左)と右硬化した枝(提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
和歌山県農作物病害虫防除所によると、県北部のカキ「富有」における7月中旬の発生ほ場率は31%(平年5%)で平成26年以降で最も高い(表)。発病果率は1.3%。平年0.4と平年に比べ高い。

写真2:カキ炭疽病の果実の病斑(提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇発病枝(写真1)や発病果実(写真2)は伝染源になるため、見つけ次第切除してほ場外に持ち出し適切に処分する。6~7月に発生した新梢における病斑は特に注意する。
〇盛夏期には病勢が一時停滞するが、9~10月に降雨があると再び発病が激しくなる。
〇防除適期は8月下旬~9月下旬。前年に炭疽病が発生したほ場や現在発病枝がみられるほ場は防除を徹底する。また、台風が接近する場合や降雨が続くと予想される場合は事前に薬剤を散布する。できなかった場合は降雨後速やかに散布する。
〇同一系統の薬剤の連用は耐性菌の発生を助長するため、複数系統の薬剤をローテーション散布する。
〇防除薬剤は最新の登録情報「農林水産省農薬登録情報提供システム」を参照し、適正に使用する。
〇排水不良ほ場、密植で通風の悪いほ場で発病しやすいため、環境改善に努める。
重要な記事
最新の記事
-
米粉で地域振興 「ご当地米粉めん倶楽部」来年2月設立2025年12月15日 -
25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日 -
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日


































