操作性・環境性能さらに高め 3条・4条コンバイン新登場 ヤンマー2015年11月16日
ヤンマー(株)は、担い手農家や兼業農家向けに、3条・4条刈りコンバインYHシリーズの販売を11月から開始した。
大規模営農の増加に伴い、農業機械の高性能化が求められる一方、中小規模の担い手農家や兼業農家からは、よりシンプルで安心して作業ができ、省力化につながる農業機械が求められている。
ヤンマーは、2010年にAEシリーズとして3・4条刈りコンバインを上市し、高い基本性能と低価格を両立させた製品として、好評を博した。新YHシリーズは、このAEシリーズの基本性能や使い易さ、価格優位性を継承しつつ、さらに操作性の向上を図ったものだ。
また電子制御コモンレールエンジンとDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)により、国内特殊自動車排出ガス4次規制に対応、環境負荷を低減させた。
YHシリーズは、「基本性能」「使い易さ」「お値頃感」を高次元でバランスさせる開発コンセプトに基づき、世界的工業デザイナー奥山清行氏(ヤンマーホールディングス(株)取締役)が商品デザインを担当した。
◎主な特長
1.精悍なカラーリングのプレミアムデザイン
乗ることに誇りが持てる洗練されたデザイン。燦々と輝く太陽のような機体色のプレミアムレッドは、開拓と挑戦にかけるヤンマーの情熱を表現したもの。
2.充実の基本性能
・ヤンマーの実績ある脱穀方式で、きれいに無駄なく脱穀できる。
・簡単に素早く籾を排出できるオーガ右前方排出と、オーガシュータ(籾こぼれ防止機能付)を採用。
・湿田での作業が可能なロングクローラと、泥抜けの良い構造を採用。
・部分倒伏でも簡単に刈取作業ができる引起こし機能を装備。
・未刈稲を踏まない全面刈り構造を採用。
3.追求された使い易さ
・直進・旋回・条合わせが快適にできるリングカム式丸ハンドルを採用。
・シート高を150ミリ高くし、分草板の視認性を向上させ、シート位置、レバー位置などを最適に配置。
・主変速油圧ターボ、電動サーボ機能により、軽い力で前後進操作が可能。・負荷率を感知し、車速を制御する快速制御機能を採用(YH440/448)。4.環境性能と操作性
・電子制御コモンレールエンジンとDPFにより、国内特殊自動車排出ガス4次規制に対応。
YHシリーズの価格は、513万円~756万円(税込)。
この製品に関する問い合わせは、ヤンマーアグリジャパン(株)農機推進部TEL:06-6376-6264まで。
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