農家の現実と農業関心層の理想の差が浮き彫りに 「ツチカウ」意識調査2020年5月29日
唐沢農機サービス(長野県東御市)は、3月に実施した「農家および農業関心層の意識調査」の自由回答のテキスト分析結果をまとめ、同社運営の農業メディア「TSUCHIKAU(ツチカウ)」で発表した。

分析では、農業に関心がある人の「農業を手掛けたいかどうか?」に対する理由に注目し、「手掛けたい」と回答した63人の意見を要素ごとに分類し、集計した。
その結果、トップの理由は「自分で作ったものを食べたい」で、自給自足をしてみたいという意見も見られた。2位以降は「これまでに少しやってきた/身近にやっている人がいる」「無農薬栽培に関心がある」「のんびりしたい/自然と共存したい」など、自由で健康的なライフスタイルという理想を農業に求める傾向が見られた。
一方、現役農家から「新規就農者に掛けてあげたい言葉」を見ると、最も多かった意見は「頑張ってほしい」という激励。しかし、2位と3位に挙げられたのは「仕事がきつい/大変」「儲からない」といった厳しい意見が多く、「そんなに甘いものではない」という厳しい声もあった。
また、「学ぶ姿勢が大切」「続けて欲しい」「重要な仕事/やりがいがある」と激励やアドバイスも多く、現実は厳しいが新規就農層を歓迎する声が聞かれた。
調査は3月4日から9日にかけて、全国の農業収入がある20才以上の自営農家男女と農業に関心のある全国の20才以上男女を対象にインターネットで行わた。サンプル数は222件。
重要な記事
最新の記事
-
農業用バイオスティミュラント「エンビタ」 2025年水稲の実証試験で見えた効果 増収・品質向上に一役 北興化学工業2025年10月27日 -
高市内閣 農水副大臣に根本幸典氏、山下雄平氏2025年10月27日 -
26年産主食用生産量 711万t 別途、政府備蓄米を21万t買い入れ 農水省2025年10月27日 -
米価 5週ぶりに上昇 5kg4251円2025年10月27日 -
調製・品質管理を一元化 JAなすのの米麦施設サテライトシステム JA全農が現地視察会2025年10月27日 -
農山漁村への企業等の貢献活動 取組を証明する制度開始 農水省2025年10月27日 -
【役員人事】新社長に花田晋吾氏 クボタ(2026年1月1日付)2025年10月27日 -
【役員人事】クボタ(2026年1月1日付)2025年10月27日 -
「長野県産りんご三兄弟フェア」全農直営飲食店舗で27日から開催 JA全農2025年10月27日 -
「秋田県産 和牛とお米のフェア」宮城・東京・大阪の飲食店舗で開催 JA全農2025年10月27日 -
JAならけん協力 奈良県十津川村×北海道新十津川町「秋の収穫祭」開催2025年10月27日 -
富山県のショップ「越中自慢」約30商品が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月27日 -
【今川直人・農協の核心】農協による日本型スマート農業の普及(1)2025年10月27日 -
社会主義は消滅したか・・・否【森島 賢・正義派の農政論】2025年10月27日 -
植物由来素材ユニフォームで「着る循環」を社会実証 Team P-FACTSと連携 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月27日 -
「枝もの定期便」運営スタートアップ 株式会社 TRINUSへ出資 あぐラボ2025年10月27日 -
【人事異動】北興化学工業(2025年11月1日付)2025年10月27日 -
重信川クリーン大作戦に参加 井関重信製作所2025年10月27日 -
新潟県U・Iターン移住イベント「にいがたU・Iターンフェア2025」有楽町で開催2025年10月27日 -
高知で「未来型農業」始動 水耕栽培野菜を販売開始 アドインテ2025年10月27日


































