農作物の市場価値を向上 非破壊測定器「おいし果」発売 千代田電子工業2020年10月6日
千代田電子工業は10月14日、果物や野菜を切らずに0.5秒で糖度を測定できる非破壊測定器「おいし果CD-H200」を発売。14日開幕の第10回農業Weekと国際6次産業化EXPOで展示する。
新発売の「おいし果CD-H200」本体「おいし果CD-H200」は、農作物の市場価値の向上と廃棄ロス削減に向けて、使いやすく、高い測定精度を有する非破壊測定器をめざして開発された。
従来の「おいし果CD-H100」で培った技術を進化させ、測定が難しいメロンや小玉スイカなど「皮の厚い作物」も、これまで以上に安定した測定ができる。さらに、持ち運びしやすいハンディータイプで、ほ場で糖度を随時測定でき、収穫のタイミングの把握にも使える。
先行して発売している「おいし果CD-H240/H300」と同じく自照型タッチパネルディスプレイを搭載。画面が明るく、暗いほ場でも測定結果を確認しやすい。また、専用の無線プリンター(メーカーオプション)を採用したことで、作業者が測定中に動きを阻害されることなく、測定結果をその場で印刷して利用できる。測定対象は、小玉スイカ、メロン、柑橘、リンゴ、トマトなど。価格は30万円(検量線別売)。
◎「おいし果CD-H200」の特長
1. 小玉スイカ等の皮の厚い作物の測定の安定性向上
糖度測定の回路構成を全面的に見直すことで、安定した測定が難しかったメロンや小玉スイカ等の「皮の厚い作物」についても、糖度測定の安定性が向上。
2. 測定器の使いやすさの向上
早朝の農場等の暗い場所でも測定結果を確認しやすい自照型タッチパネルディスプレイの搭載や、無線プリンターの採用により、作業性が格段に向上している。
3. "0.5秒"の瞬間測定
測定精度の向上を実現した後も、これまでの機種と同様にどの果物もわずか0.5秒で計測し、瞬時に糖度を確認できる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































