果樹栽培の腕上げ作業の負担を軽減「マッスルスーツGS-ARM」発売 イノフィス2021年5月20日
(株)イノフィスは5月17日、マッスルスーツブランドの腕上げ作業用モデル「マッスルスーツGS-ARM(アーム)」を発売。これにともない、東京理科大学 森戸記念館で発売記念発表会と体験会を開いた。
「マッスルスーツGS-ARM」装着イメージ
「マッスルスーツGS-ARM」は、「マッスルスーツEvery」をはじめ腰部の補助に特化した装着型の作業支援ロボットを開発・販売する同社が、新たに着目した腕上げ作業の負担を軽減するアシストスーツ。東京理科大学との共同研究を礎としたイノフィスの開発技術で、優れた性能と補助力を保ちながら、身体の一部のようにしなやかでなめらかな動きを実現する。ぶどう、梨など果樹栽培の摘粒や摘果・収穫・剪定の際に長時間、腕を上げて行う作業の際に、腕を下から支えてくれるような補助力で、重さや疲れを感じることなく、しっかりと作業に集中できる。
発表会で同社の折原大吾社長は「腕上げ作業時に肩・腕・首が非常に辛いという言葉を聞いて、これらの負担を軽減できないかと開発をはじめた。現場の作業負荷を軽減する、これまでの腰に加えて"腕の負荷軽減"の新たなソリューションとして提供していく」と話した。また、「マッスルスーツGS-ARM」の開発者で東京理科大学 工学部の小林宏教授は「果樹園などの現場に試作機を持って行くと、実際には腕の高さを保持して作業する時間は意外と短く、腕を動かす動作が多いということが分かった。そこで、『マッスルスーツGS-ARM』では、人が腕を上げるときに必要な力を分析し、腰補助のマッスルスーツEveryと同じく、人にやさしい動きやすい補助力を実現した」と説明。「GS-ARM」は、国内の同種類の製品と比べて、価格帯としては同レベルだが、補助力が強いことに加え、人にやさしい動きやすい補助というところが差別化のポイントだという。
「マッスルスーツGS-ARM」は、5月17日から、同社への直接問い合わせに加え、契約販売代理店で販売。メーカー希望小売価格は13万2000円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日