プロが農業資材の使い方を教えるオンライン指導サービス開始 井上寅雄農園2021年5月28日
株式会社井上寅雄農園(長野県佐久市)が運営するスキルシェアサービス「アグティー」は、農業資材のプロである農業資材会社が農業者に直接使い方などをアドバイスできるオンライン指導サービスを開始した。
「アグティー」は新規就農者や、農業者が日頃抱えている栽培から経営の悩みなど農業に関わる困りごとに対し、プロの農業者などから直接、ビデオチャットなどでアドバイスが受けられる相談サイト。5月現在、登録者は227人、アドバイザー82人で、農業者の技術継承のツールとしても注目されている。
農業資材を購入した農業者は利用方法がわからない場合、直接メーカーに電話し、時には現場に来てもらい無償で指導を受けている。その中にはメールや画像でも解決できる案件もあり、「アグティー」のチャットとビデオ通話を活用することで現場に行かなくても農業者の課題を解決できるようになる。
同社のヒアリングによると、ある農業資材メーカーは、農繁期には1日数十件の問い合わせ電話がくると回答。農繁期だけの人員確保や知識のある人材の確保は難しいが、「アグティー」を窓口としチャットとビデオ通話を活用することで指導員のペースで答えられ、作業の効率化を実現できる。また、多くの農業者にチャットとビデオ通話で農業指導できるため、資材会社も農業者の課題によっては自社商品のPRにもつながり、農業者と農業資材会社にとってメリットのあるサービスとなっている。
同サービスに登録した、スプリンクラーなどかん水施設を提供する株式会社サンホープ(東京都目黒区)の担当者は、「かん水は収量や品質、農作業の効率に大きく影響するが、雨の降る日本ではその必要性や効果についてまだまだ知られていない。創業以来培ってきたかん水の知識で、かん水に少しでも興味を持っている方々のお役に立てれば」と話している。同サービスの利用料金は無料。
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