秋の「家庭菜園」おすすめは葉菜と根菜 栽培適期・土・虫がポイント タキイ種苗2021年9月10日
タキイ種苗は、秋の家庭菜園シーズンに向け、料理の彩りにちょっとあるとうれしい野菜を秋に栽培する際のポイントと、ミズナ、リーフレタス、ラディッシュなど初心者も育てやすいおすすめの野菜を紹介している。
ラディッシュ・二十日ダイコンの「ニューコメット」
◎秋に野菜を育てるポイント
(1)栽培適期を守る
「秋の1日、春の7日」ということわざは、秋の農作業で1日遅れると、春に7日作業が遅れるのと同じという意味。タネを播く、苗を植え付ける、収穫する、それぞれの作業には適した時期がある。まだ暑さが残る時期にタネを播くと発芽しにくくなり、適期よりも遅く播くと気温が低下して生育が進まず、収穫が遅れてしまう場合がある。パッケージの裏面にある" 作型表"などを参考にしながら、必ず栽培適期を守るようにする。
(2)「土」へのこだわりが成功への「近道」
培養土は栽培の基本となる最も重要な部分。よいタネと苗、栽培に適した気象条件や管理方法であっても、培養土の品質が悪ければ栽培はうまくいかないため、「培養土の選択が成功の半分を決める」と言っても過言ではない。野菜栽培専用の培養土は、野菜栽培に必要な肥料などが配合されている。初めて栽培する際は、事前に野菜の栽培に適するように設計された野菜栽培専用の培養土を用意する。
(3)虫から野菜を守る
涼しくなっても虫はおいしい野菜を狙ってやってくる。同社が2020年に調査した「家庭菜園で失敗した原因」の結果によると、 虫の発生が1位だった。虫を防ぐには、タネ播きした後すぐに防虫ネットをかけるのがおすすめ。その際は、横から虫が侵入しないよう、洗濯ばさみなどでプランターとネットをしっかり止めることが大切。ネットを外すタイミングは、野菜がネットの天井に届くくらい生長した時か、収穫の1週間前くらいが目安となる。ネットをかけない場合は、虫を見つけたら手で捕殺するか、様子を見ながらスプレータイプの殺虫剤などを使用して早めの防除を心がける。
◎秋に育てるちょっとあったら嬉しい野菜
秋に育てる野菜でおすすめは、生育期間が1~2か月程度で、初心者にも育てやすいミズナ、ホウレンソウ、コマツナ、リ-フレタス、二十日ダイコンなど。
■ホウレンソウ「弁天丸」
くせが無く、冬に収穫すると葉に甘味があっておいしい。従来のホウレンソウよりルテインを約1.5倍多く含んでいる。
■ミズナ「紅法師」
葉と葉柄のコントラストが美しく、シャキシャキした食感の赤紫ミズナで、アントシアニンを豊富に含む。料理のアクセントにも活躍する。
■ベビーリーフレタス「ガーデンベビー」
草丈10~15センチのベビーリーフ。苦みが少なく口当たりがよいため、ほかのサラダ食材と合わせやすい。
■イタリアンパセリ、ハーブもおすすめ
ビタミンA、B、Cが豊富で、パスタや肉・魚料理など幅広く利用できる。
■ラディッシュ・二十日ダイコン「ニューコメット」
表皮はテリのある赤色で、内部は白肉。サラダや浅漬けに向く。
■コマツナ「菜々美」
病気に強く、初めてコマツナを育てる人にもおすすめ。
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