第53回通常総代会を開催 ＪＡ鶴岡2025年6月25日
ＪＡ鶴岡は6月20日、東京第一ホテル鶴岡にて第53回通常総代会を開催した。総代490人中、本人出席が300人、書面議決が73人で、出席総代は計373人となった。
質疑に応える保科組合長
議長には中央支所（大山地区）の木村繁弥総代が選任された。総会では、2024年度の事業報告および剰余金処分案、支所・事業所の再構築（継続実施）、2025年度事業計画など、全5議案が上程され、いずれも原案通り承認された。
事業別の報告では、販売事業において米穀は販売単価が上昇した一方、集荷数量が減少。園芸では、メロンが11.6億円、ミニトマトが6.2億円、花卉が6.1億円と好調だったが、枝豆は集中豪雨の影響で減収となり、前年実績を下回った。
購買事業は、生産資材で枝豆用資材の出荷減により前年・計画を下回った一方、生活部門では仕入先の見直し効果により前年・計画を上回った。農機・自動車部門も前年を上回り、燃料部門は供給数量こそ減少したものの、管理費の見直しにより好調な結果となった。
産直事業では、会員による売上増加に加え、米の供給が順調に推移し、前年・計画を上回る実績を記録。
信用事業は、金利上昇に加え、新規システム稼働に伴う利用料増加が響き、前年を下回った。共済事業では、長期共済の実績が大幅に減少し、こちらも前年・計画を下回った。
全体の事業総利益は前年対比99.5％の19億7500万円。事業利益は8800万円となった。受取配当金や賃借料、雑収入などの事業外収益を加えた経常利益は1億6900万円となったが、金融本店および産直施設「もんとあ～る駅前店」の建替えに伴う減損損失の計上により、当期剰余金は7800万円にとどまった。
当期未処分剰余金は2億800万円。出資配当（1％）などを除く1億7800万円が次期へ繰り越された。
議事に先立ち、2024年度高品質米生産共励会も開催され、生産組合の表彰に加え、品種別に4名の生産者が表彰された。
高品質米生産共励会表彰者
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