羽生チャレンジファームで実証栽培の「キュウリ」初出荷 タカミヤの愛菜2021年10月12日
仮設機材の開発・製造などを手がけるタカミヤのグループ会社で、農作物を生産、加工、販売するタカミヤの愛菜は、埼玉県羽生市の羽生チャレンジファーム内で実施している「羽生愛菜プロジェクト」で初めて収穫した「キュウリ」を、羽生市内のスーパーへ出荷した。
羽生愛菜プロジェクトでキュウリを初収穫
羽生愛菜プロジェクトでは、8月中旬に「キュウリ」を定植し、順調な実証栽培を経て9月24日に羽生市内のスーパー「super KENZO」へ初出荷した。
今回は、農作物の収量と品質を向上させる農業用ハウスの実証栽培を行うため、自社栽培施設として、新製品の農業用ハウス「G-Castle Neo48」を使用。ITやIoTの技術を取り入れた高機能スマートハウスで果菜類の高収量栽培の実証栽培を行った。
羽生市周辺はキュウリの産地で、地域の生産量も高いことから、「ココヤシガラ培地を利用した養液栽培」方式を栽培方法として採用。現在「はやか」と「まりん」の2品種を実証栽培している。
また、労務改善のため高設ベンチを用いた「隔離栽培」を行い、腰に負担の少ない栽培方法の確立をめざしている。今後は現場作業の省力化やカイゼン活動、労務管理システムの導入などを進め、生産者により機能性の高い栽培施設の環境を提供できるよう実証に取り組む。
羽生チャレンジファームは、新たな時代にふさわしい農業のあり方を見据えた農業復興を推進し、交流人口の拡大や雇用機会の創出、担い手の育成を図るために羽生市が進めている農業団地。総面積が約24ヘクタールで東京ドーム約5個分にあたる敷地を参入する企業に貸し出している。参入企業として観光農園や、高収益作物の栽培、スマート農業の実証など、幅広い次世代型農業を行う企業を誘致。現在は、タカミヤをはじめイチゴの観光農園を運営している株式会社ケンゾー や、大規模なハーブ農場を運営している企業などが参入している。
羽生愛菜プロジェクトで使用した「天窓付アーチ形ハウス」
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