農業用酵素市場 2021年から2026年までCAGR約10%で成長見込み2021年11月10日
グローバルインフォメーションは11月5日、市場調査レポート「農業用酵素の世界市場:業界動向、市場シェア、市場規模、成長、機会、予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
農業用酵素市場は、2015年から2020年にかけて力強い成長を示し、市場は2021年から2026年の間に約10%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予想されている。
農業用酵素は、土壌中に存在する栄養素のブロックを解除するための化学反応を促進する生物学的触媒。これらの酵素は、農薬や除草剤、化学肥料で処理された土壌を無害化することで、植物の収穫量と品質を向上させる。また、酸性とアルカリ性の両方の土壌を中和するため、農業用酵素は、繊維のバイオプロセス、酵素を用いたサイレージの発酵、作物や作物残渣の処理、さまざまな動物飼料の生産などに幅広く利用されている。
殺虫剤の有害な影響に対する個人の意識が高まっていることから、有機食品の需要が増加していることは、世界中で天然由来の農薬の成長を促進する重要な要因の一つ。また、食品や環境の安全性に対する関心の高まりから、厳しい規制が実施されるようになった。これらの規制により、農家は化学薬品の代わりにバイオベースの化学薬品を採用するようになっている。これは、農業用酵素の売上にプラスの影響を与えている。さらに、大手企業は、微生物を使って酵素を生産するための技術開発に注力している。
農業用酵素の製造に使用される微生物は、砂糖、デンプン、大豆、トウモロコシなどの栄養分を含む密閉されたスチールタンクの中で成長。また、これらの企業の中には、酵素をより効率的に生産するために遺伝子工学技術を利用しているところもある。さらに、世界人口の増加と可処分所得の増加が、今後数年間の市場成長を促進すると予想されている。
農業用酵素市場における主要な企業は、AB Enzymes GmbH (Associated British Foods Plc), Agrinos Inc. (Agrinos AS)、Aries Agro Ltd.、BASF SE、Bayer Aktiengesellschaft、Bioworks Inc.、Deepak Fertilisers and Petrochemicals Corporation Limited、Dupont De Nemours Inc.、Stoller Group Inc.、Syngenta AG (China National Chemical Corporation Limited)など。
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