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xarvioとJohn Deereが提携 作物生産の最適化と環境負荷低減で欧州の生産者をサポート BASF2022年1月24日

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ドイツの総合化学メーカーBASFの子会社であるBASFデジタルファーミング社のxarvio Digital Farming Solutions(ザルビオ デジタル ファーミング ソリューションズ)とDeere & Company社のJohn Deere(ジョンディア)は、欧州の生産者が今シーズンの作物生産を最適化できるよう、戦略的な提携を行う。

xarvioとJohn Deereが提携 作物生産の最適化と環境負荷低減で欧州の生産者をサポート BASF

今回の提携には、2022年シーズンにJohn Deereの新型散布機を購入したユーザーに、BASFデジタルファーミング社の世界最先端の作物最適化プラットフォームである、xarvio FIELD MANAGER Premiumの1年間の無償ライセンスを提供する。

John Deereのユーザーは、「xarvio FIELD MANAGER Premium」を使用して、それぞれの圃場に合った、播種、施肥、作物保護、植物成長調整剤のためのVRA(可変散布)マップを作成できる。VRAマップは、シーズン中の衛星画像に基づく植生 マップを活用し、さらに25年間の研究に基づく農業モデリングによって最適化されており、John Deereのシステムや農機と互換性があるため、ボタン一つで精密農業を行うことが可能。

生産者は、散布製品や混用に関する情報など、関連する設定データを取り込み、圃場に割り当てることによって、散布を事前に計画することができる。

運転席のJohn Deere Gen4ディスプレイは、そのマップを受信し、生産者の ディスプレイ設定をサポート。それにより、圃場内の現在位置に合った散布量がJohn Deere ISOBUS (イソバス)散布機に設定される。John Deereの散布機は、ExactApply(イグザクトアプライ)によって、業界で最も精度の高い散布量制御が可能。散布中にJohn Deere Gen4ディスプレイが高解像度の散布マップを作成し、オペレーションセンターにフィードバックして、さらに農業的分析とレポートを作成する。

John Deere散布機 とxarvio FIELD MANAGERのVRAマップと散布時期のソリューションを併用すれば、生産者は収量増加と共に経済面でのメリットも得られる。2019年から2021年にかけて欧州全域で行った秋撒き小麦でのフィールドテストでは、殺菌剤と植物成長調整剤を散布する際にxarvio FIELD MANAGERのVRAマップを使うことで、散布量を平均15%削減し、1 ヘクタールあたり平均27ユーロの利益が見込めることが明らかになった。

John Deereのユーザーは、xarvio FIELD MANAGER Premiumを利用することで、確かなプラントモデルと生きた農学アルゴリズムから、それぞれの圃場や圃場ゾーンの 管理について明確な提案を行う、自動スマート農業ソリューションの恩恵も受けることができる。このプラットフォームのアルゴリズムは、蓄積された情報、シーズン中のリスク、気象データや衛星画像などの様々なデータを分析し、作物の生育ステージ、健康状態やシーズン中のリスクに対するタイムリーで正確な情報を確実に提供する。

今回の提携により、ユーザーは圃場全体への均一な散布から、ゾーンごとに最適化した散布に移行できるようになり、管理精度と散布量の最適化が実現し、生産者は散布機をさらに効果的に利用できる。

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